《おでこ》や《生え際》にできるニキビ!【6つの原因と対策】

《おでこ》や《生え際》にできるニキビ!
誰でも一度は経験があるかと思います。「本当は前髪をアレンジして上げたいけど、ニキビが・・・」と前髪やメイクでニキビを隠そうとすると、《おでこ》や《生え際》にできるニキビが悪化してしまうかもしれません・・・。

《おでこ》や《生え際》にできるニキビ!3つの工程を知る!

《おでこ》や《生え際》にできるニキビの原因は様々ですが、どのような原因であれニキビができる際は下記の3つの工程を踏みます。

ニキビができる3つの工程
  1. 毛穴が狭くなり毛穴が詰まる
  2. 毛穴に皮脂が溜まる
  3. 皮脂を栄養にアクネ菌が増殖。アクネ菌が出すリパーゼ(酵素)によって皮膚が炎症

つまり、①の《毛穴が詰まる》がなければ、②の《毛穴に皮脂が溜まる》も、③の《皮脂を栄養にアクネ菌が増殖。アクネ菌が出すリパーゼ(酵素)によって皮膚が炎症》することもありません。なので重要なのは①の《毛穴が詰まる》ことを防ぐのがとても大事になってきます。

ちなみに、②の《毛穴に皮脂が溜まる》と白ニキビや黒ニキビ、③の《皮脂を栄養にアクネ菌が増殖。アクネ菌が出すリパーゼ(酵素)によって皮膚が炎症》するニキビを赤ニキビと言います。

これから、《おでこ》や《生え際》にできるニキビ!【6つの原因と対策】を紹介していきます。原因と対策を知れば、きっとニキビ抑制に繋がるはずです。

おでこ・生え際ニキビの原因と対策①【ホルモンバランス】

ニキビとホルモンバランスは切っても切れない関係となっています。特に女性は、約1ヶ月に1回おとずれる排卵の後に二つの女性ホルモンのバランスが大きく乱れます。

この大きくバランスが乱れるホルモンの1つが、エストロゲン(卵胞ホルモン)。そしてもう一つがプロゲステロン(黄体ホルモン)となります。どちらのホルモンも重要な役割を担っていて、どちらが良くてどちらが悪いと言ったたぐいのものではありません。

ただ、ニキビと関りがとても深いのがプロゲステロン(黄体ホルモン)となります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は排卵後に一気に上昇します。これは、子宮内膜に受精卵を着床させやくしたり、(妊娠していなくても)胎児を守るため、基礎体温を上げたりする働きがあります。つまりプロゲステロンは妊娠を維持・継続するために重要な女性ホルモンになります。

ただし、別の働きもありこれが《おでこ》や《生え際》にできるニキビの原因となります。ズバリそれは皮脂分泌量の増加です。プロゲステロンが優位に働くと皮脂の分泌量が増加してしまい毛穴が詰まりやすくなってしまいます。ちなみに思春期にもニキビができやすいですが、これも成長期にはホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌量が増加するために起こります。

対策は、ホルモンバランスを整えることがとても大切になってきます。先程もお伝えした通り、プロゲステロンは悪ではなく、女性にとって必要不可欠なホルモンです。ですが、大きく乱れると身体にも心にもプラスに働きません。

ホルモンバランスを整えるためには、規則正しい生活、良質な睡眠、リラックスしてなるべくストレスをためないようにすることが大切です。また、後述で紹介している食生活を見直すことでもホルモンバランスを整える手助けができるとされています。

おでこ・生え際ニキビの原因と対策②【食生活】

おでこ・生え際のニキビの改善・予防を考えると、はずせないのが食生活。私たちの身体は食物を摂取することでつくられていきます。もちろんニキビにもおおいに関係があります。

特に注意したいのが、糖分と脂肪分です。すでに出落ちになっていますが、上の画像を見てニキビに良いか悪いかを問われると、だれでも想像はつきますよね。

具体的に言うと、チョコレートやアイスクリーム・ファーストフード・揚げ物・インスタント料理・スナック菓子etc・・・美味しいものは糖と脂でできていますね・・・これらは、毛穴を詰まらせる皮脂の分泌を促し、肌の状態を整えるビタミンB群を大量に消費する悪循環をひきおこしてしまいます。

ただし、これらの食べ物が「絶対にダメ」という訳ではなく、バランスが大切になってきます。糖や脂が多い食事をする時は積極的に緑黄色野菜(ビタミンB群)も摂取するように心がけましょう。

おでこ・生え際ニキビの原因と対策③【前髪】

「たかが前髪でしょ?」と思われる方もおられるかもしれませんが、前髪を作ることでおでこ・生え際ニキビの原因になることがあります。中には、おでこ・生え際ニキビを隠すために前髪を作る方もおられるかもしれませんが・・・まさに悪循環ですね。

例えば、前髪を作るために使用されるヘアスプレーやワックス・ジェル等、これらが皮膚に付着すると刺激となりニキビの原因になることがあります。特に前髪をしっかりとキープしようと髪の毛の根本から整髪料を付けている方は生え際ニキビの原因になる可能性があるので注意が必要です。

また、「《おでこ》や《生え際》に直接整髪料はつけていない!」という方も油断は禁物です。整髪料が付着した髪の毛が《おでこ》や《生え際》に触れることでニキビの原因になることもあります。

対策としては、とにかくが《おでこ》や《生え際》に触れないようにすることです。できればおでこが全開になる髪型が望ましいです。

そういった髪型に抵抗がある場合は、家にいる間、もしくは自分の部屋にいる間だけでもおでこが全開になるようにピンなどで止めておくことをオススメします。整髪料についてもなるべく使用しないことが望ましいですが、難しい場合は使用る量をなるべく少なくするよう意識してみてください。

おでこ・生え際ニキビの原因と対策④【汗】

汗は私たちの身体の温度を調整したり、皮脂膜を作り皮膚を保護する役割をもちますが、放置するとおでこ・生え際ニキビの原因となってしまう場合があります。

まず汗をかくと当然皮膚が濡れるわけですが、水分を含んだ皮膚は汚れが付着しやすい状態になっています。汚れが付くとそれが刺激となり肌が荒れ、ニキビができてしまう場合があります。まして、汗腺が多い頭皮の生え際やおでこはいわずもがなですね。

また、汗をかくと一時、皮膚が水分を含みますが、汗の主成分は(皮脂ではなく)水なので、水が蒸発してしまうと、乾燥肌の原因となってしまう場合があります。乾燥肌になってしまうと当然肌荒れやニキビの原因となってしまいます。

これらを防ぐには、汗をかいたらなるべす素早く洗う、拭き取るのがベターです。ただし、前述で説明したように、前髪がおでこに触れる刺激だけで肌は荒れてしまうことがあります。タオルでゴシゴシ強く拭き取ると逆にそれが刺激となり、ニキビの原因になる場合があります。

タオルで汗を拭き取る場合は、ゴシゴシ強く拭き取るのではなく優しく押し当てる程度にとどめておくようにすることで、余計な肌への刺激をおさえることができます。

おでこ・生え際ニキビの原因の原因と対策⑤【化粧】

「お化粧はニキビの原因!」「ニキビができている時のメイクなんてもってのほか!」と考えている人は少なくないと思います。実際間違っている訳でもありません。ただ、化粧をすることで肌(ニキビ)にとってプラスに働く場合もあります。

まず、化粧で、おでこ・生え際ニキビを悪化させる原因としては、化粧の成分による肌への刺激です。化粧品の種類によるところが大きいのですが、お肌に刺激の強い化粧品はNGです。ニキビ肌や肌が荒れている場合は特に注意が必要。

また、こうした状態の肌を隠すための厚化粧にも注意が必要です。化粧に含まれる成分が毛穴を詰まらせニキビの原因になることがあります。

逆に、ニキビ予防につながる例としては、お化粧による紫外線カットや保湿力アップ等があげられます。これらの効果はいずれも《おでこ》や《生え際》にできるニキビの予防に繋がります。

また、ニキビはストレスとも関係しているので、ニキビを化粧で目立たせなくすることで、心にゆとりができニキビ軽減に繋がる場合もあります。

より、化粧品によるニキビリスクを下げたいなら以下の3点を注意するようにすることをオススメします。

1つめは、ニキビ肌に合った化粧品選びです。「ノンコメドジェニック」という言葉をご存じでしょうか?これは、ニキビの元となりやすい成分を含んでいない化粧品のことを指します。化粧品を選ぶときはこの「ノンコメドジェニック」という言葉に注目して化粧品を選んでみてください。その他にも、お肌に優しい低刺激の化粧品を選ぶのも重要です。

2つめは、メイク落としです。
前述で化粧品は肌の保湿やUVカット効果があるものがあると説明させていただきましたが、時間が経過すると酸化してしまいニキビの原因になってしまう場合がります。そのため、メイク落としも重要です。

もちろんメイク落としや洗顔料にも「ノンコメドジェニック」製品があるので是非チェックしてみてください。そして実際に洗うときは、丁寧に優しくメイク落としするように心がけましょう。「しっかり化粧を落とさないと・・・・」と意気込んでゴシゴシ洗うのは、肌を傷めてしまいニキビの原因になる場合があるのでNGです。

3つめは、メイク道具の管理です。
使用済みのスポンジやパフはニキビの原因になる雑菌が繁殖しやすい状態になっています。毎日する必要はありませんが、最低でも一週間に一回程度は中性洗剤等を利用して定期的に洗うようにしましょう。

おでこ・生え際ニキビの原因と対策⑥【洗髪】

おでこ・生え際ニキビのことを考えるうえで、洗髪も外すことはできません。洗髪といえば、シャンプーやリンス・トリートメントのことを指すのですが、シャンプーを行うときは、おでこ・生え際ニキビ・・・とくに直接摩擦・刺激が加わる生え際ニキビには注意が必要になってきます。

注目したいのがシャンプー剤に使用される洗浄成分です。シャンプー剤の洗浄成分は大きく3つに大別することができます。洗浄力が非常に強い《高級アルコール系》、次に同じく洗浄力が強い《石鹸系》の洗浄成分。この《石鹸系》は微生物が分解しやすいので自然に優しいというのも特徴です。3つめが洗浄力が弱い《アミノ酸系》となります。

結論を先に言ってしまうと、おでこ・生え際ニキビを考えると《アミノ酸系》の洗浄成分が使用されているシャンプーがオススメになります。先程洗浄力が弱いと記述しましたが、言い換えれば優しい洗浄成分と言えます。

逆に《高級アルコール系》や《石鹸系》は洗浄力が強いと言えば聞こえは良いのですが、頭皮(生え際)に必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまう場合があるのです。皮脂はニキビの原因になりうるものですが、皮脂は外部刺激や乾燥から肌を守る重要な働きを担っています。

洗浄力が強い洗浄成分で根こそぎ皮脂を洗い流してしまうと、乾燥が進み肌が荒れ、ニキビの原因になってしまう場合があります。また、皮脂の量が極端に減ってしまうと、それを補うように体が反応して大量の皮脂分泌を開始してしまう場合があり、こちらもニキビの原因になってしまします。

理想的な洗髪は古くなり酸化してしまった皮脂を頭皮や生え際から取り除くこと。このことを考えると優しい洗浄成分である《アミノ酸系》の洗浄成分を含んだシャンプーが、《おでこ》や《生え際》にできに良いということになります。

また、化粧の時と同様ですが、洗浄成分の種類に関わらず、シャンプー剤をしっかりと洗い流すこともとても大切です。シャンプー剤が頭皮や生え際に残ってしまうと、これが汚れとなりニキビの原因になってしまう場合があります。

まとめ-《おでこ》や《生え際》にできるニキビ!

今回は、《おでこ》や《生え際》にできるニキビ!【6つの原因と対策】についてまとめさせていただきました。ニキビができる原因は一つではなくいくつかの要因が重なり徐々に進行してきます。できることから一つずつ実践して理想の《おでこ》や《生え際》を目指してみてはいかがでしょうか?