妊娠した女性の大半が経験する《つわり》。つわりの症状は個人差が大きく、ほとんど症状を感じない人もいれば、入院する程に悪化してしまう人もいます。
妊活中であれば
「つわりは、いつからいつまで続くの?」
現在つらいつわりを経験されている方であれば
「いつまで、つらいつわりは続くの?」
という疑問がでてくると思います。ここではそんなプレママにとって重要な《つわり》の症状や、その期間、対策について紹介していきます。
つわりの症状はいつからいつまで??答えは・・・
答えは・・・人それぞれ異なります。
これはプレママに求められている答えではないのは重々承知の上ですが、現実問題症状の重さもつわりの期間も大きくことなります。ですが、大まかな統計として平均的な期間がきまっているので紹介させていただきます。
上記のグラフのように最も《つわり》を最初に感じるのが妊娠2カ月目・3カ月目となっていて、《つわり》が治まったと感じたのが、4カ月目・5カ月目となっています。ですが早い人であれば、もちろん妊娠1ヶ月目からつわりを感じる場合もありますし、治まるのが遅い人は臨月(出産予定月)までつわりが続くこともあります。
つわりの基本的な症状
女性であれば、ほとんどの方がご存じだとは思いますがつわりの基本的な症状のおさらいをしておきます。以下の症状が出て、初めて「あっ!妊娠したかも!」と気が付く方も少なくないはずです。
- 吐き気や嘔吐
- 胃もたれ・胸やけ
- 特定の匂いに敏感に
- 食欲不振
- 眠気
- 便秘
- 偏食
- 唾液過多・・・etc
その他にも、食欲増進や肌荒れ、頭痛等、つわりの症状は人によって大きく異なります。産後や妊娠中の肌荒れは下記の記事でまとめているので、良ければ参考にしてみてください。
女性の肌は、《小児期》《思春期》《成熟期》《更年期》《老年期》と年を重ねるごとに変化していきます。中でも妊娠(出産前・出産後)には特に大きな変化があります。 妊娠というと、バストやおなか、お尻のサイズが大きくなっていった …
主なつわり対策4選
前述で紹介している通り、つわりの症状は人それぞれ大きく異なります。つまり対策も人それぞれ大きく異なります。症状の程度も含めて突き詰めて言ってしまうと、ひとりひとりの症状が異なるのがつわりとなります。下記では比較的よくきかれるつわり対策を4つ紹介しています。
《吐きづわり対策.1》食べれるものだけを食べる
吐きづわりは、ひどくなると本当にいろいろなものが食べれなくなります。妊娠すると、生まれてくる赤ちゃんのため、どうしても無理をしてしまいがちですが、これがかえって逆効果に。食べづわりがひどい場合は食べれるものだけを食べるようにすればOKです。
人によって、食べれるものは様々ですが、主に酸味がある柑橘類や梅干し、ゼリーやグミ、アイス、そうめん、スイカ、水、炭酸水等が食べづわり対策に有効な食べ物としてあげられます。意外かもしれませんが、「塩味の効いたポテトチップスやフライドポテトなら食べられる」という声も聞かれます。
《食べづわり対策.2》低カロリーのものを選んで小分けに食べる
常に何かを口にしていないと、気分が悪くなる食べづわりについても、無理は厳禁です。食べたい気持ちは抑えずに食べちゃいましょう。ただし高カロリーの食べ物を一気に摂取するのは厳禁です。イメージとしては、朝昼晩の1日3回の食事を9回もしくは12回に小分けにして摂取するとよいでしょう。
それでも、食べづわりになってしまうようなら、低カロリーのアメ・ガム・その他お菓子を少しづつ食べるようにして食べづわりをのりきるようにしましょう。ひたすら氷をガリガリ食べることで、食べづわりをのりきったママさんもおられます。
《においづわり対策.3》とにかく苦手なニオイは避ける
特定のにおいを受けつけないにおいづわりは、とにかく苦手なニオイを避けるようにして乗り切ります。まずは有効な方法としてあげられるのがマスク。マスクをすることで、感じる匂いを低減させることができます。風邪の予防にもなって一石二鳥。
食べ物は温度が高いと匂いもしやすいので、冷めてからでも食べれるものは冷めてから食べるのがベターです。炊飯器に入ったご飯などや、家族の食事の準備の時は、マスクを活用し、それでも苦しい場合は周りに助けを求めましょう。
《眠りづわり対策.4》我慢せずに寝る
つわりで眠い場合は我慢せずに寝るようにしましょう。これが最も身体に負担のかからない対策です。もし、逆に体重のコントロールができていないようなら、軽い運動(水泳・ウォーキング・マタニティーヨガ)で目を覚まさせるのも一つの方法でしょう。
会社勤めをされている方は、気軽に寝ることはできないので、水分を取ったり、アメやガムをたべることで眠気をごまかしましょう。どうしても耐えられない場合は、上司に事情を伝えて、仮眠をとらせてもらうようにしましょう。
プレママのつわり体験談
- ひたすら船酔い気分
- 妊娠2カ月目から、ひたすら船酔い状態に。食べたい物や食べられるものがどんどん減っていき、唯一口にしやすかった柑橘類を食べられる時に食べられる量だけ食べていました。妊娠4カ月目から徐々につわりの症状は治まり5ヶ月目になると、食べられるものがつわり前にもどっていました。つわりってなかなかハードだったんですね・・・・
- 吐きづわりよりも、においづわりがきつかった
- 私の場合は吐きづわりもありましたが、なりよりにおいづわりが苦しかったです。暖かい料理は湯気が匂いを運ぶため作り立ての食事のほとんどを身体が拒否するようになりました。逆に冷めた料理や元々冷たい料理は食べやすく、おなかが空いたら《そうめん》ばかり食べていました。
自分でも以外だったのですが、温かいフライドポテトは無理でしたが、塩っけの効いた冷めたフライドポテトはとても食べやすかったです。
- 自力ではどうしようもない眠りづわり
- 本当に眠いです。自分の意思ではどうにもならなかったです。食事中はもちろん、家族と会話している時も眠くて眠くて、気づくと意識が飛んでいたこともしばしば・・・。
もうあきらめて、眠い時はひたすら寝ていました。どうしても起きておかないといけないときは、アメやガムを口に入れてひたすら口を動かしていたらある程度我慢して起きられましたよ。
それはつわりじゃないかも! 妊娠悪阻(にんしんおそ)について
妊娠悪阻(にんしんおそ)は簡単に言うとつわりが重症化した状態の事です。つわりとの大きな違いは症状にムラがあるか無いか。つわりは程度はそれぞれ違いますが、一般的には症状にムラがあり、全く食べれない時もありますが、時間を置いて少量であれば食事を摂ることができるようであれば、とりあえず大丈夫です。
妊娠悪阻の場合は、つわりの極限に苦しい状態が長時間続き、一日に何度も何度も吐いてしまったり、ふらふらして歩行困難な状態まで悪化すると妊娠悪阻の可能性があります。その他にもつわりにより体重が一気に5kg以上減った場合も注意が必要です。
通常のつわりの場合胎児の成長に影響を与えることは無いとされていますが、妊娠悪阻の場合は胎児への影響が心配されるので、妊娠悪阻の症状が出たら我慢せずに早めに医師に相談するようにしましょう。
まとめ-《つわり》の症状はいつからいつまで?主なつわり対策4選!
いかがだったでしょうか?
今回は、「つわりの症状はいつからいつまで?」といったところにフォーカスして、対策や体験談などを紹介させていただきました。本文でも紹介させていただいた通り、プレママの数だけつわりの症状と対策があります。プレママの生活スタイルに合うように工夫して少しでも快適にマタニティーライフを過ごせるようにしましょう。