ナンプレのコツ!解き方を徹底解説!

ナンプレは《Number Place-ナンバープレース》の略称で、アメリカ発祥(ハワード・ガーンス考案)のペンシルパズルゲームとなります。ナンプレは一定のルールに従って、1~9の数字を空いているマスに埋めていくゲームで、単純なルールでありながら奥が深いゲームとなります。

ちなみに日本では、《数独》という名で認知されています。これは、株式会社ニコリが名称を変えて日本で発表したもので、ゲームの内容は同じです。

ナンプレのルールやコツ・解き方を紹介

ナンプレは大人から子供まで楽しむことができる1~9の数字を使用したパズルゲームです。ナンプレは一人で時間を気にせず遊ぶことができるので、お家時間が増えている最近では需要が増えているようです。

ナンプレはルールは単純ですが、集中力と閃きが重要なパズルゲームです。一度行き詰まると数十分先に進めないなんてことも・・・。そんな方の為にここではナンプレのルールをはじめ、解き方のコツ・テクニック・定石などをわかりやすく解説していきます。

ナンプレの基本ルール

ナンプレは、9マス×9マスの計81マスの中に幾つかヒントとなる数字が初期配置されていて、一定のルールに従って空きマスに1~9の数字を入れていくゲームとなります。

これはすでに解答済みにのナンプレになります。まず各箇所の呼び名についてですが、《オレンジのX軸ライン=行》《ピンクのY軸ライン=列》《緑=ブロック》として説明していきます。

ルールについてはとても簡単です。同一の《行・列・ブロック》に1~9の数字をダブらせずに入れる!!これだけです。このとても単純なルールが子供でもナンプレを親しめる理由の一つですね。

ただし、ルールは単純でも数字の初期配置次第で大人でも解読困難なレベルになるとても奥が深いペンシルパズルゲームとなります。

ナンプレのコツ!初級編

初級編-例題1

まずは、初歩中の初歩です。多くの同じ数字から特定の箇所を求める方法です。

グレーの《X:5 Y:5》を求めます。くどいようですがナンプレのルールは同一の《行・列・ブロック》に同じ数字をダブらせて使用することはできません。わかりやすいように、4を使用できない箇所にラインを引いてみます。

ラインを引いた箇所には4を入れることはできません。つまり中央ブロックの9マスのうち、ラインが引かれている8マスには4を使用することができません。結果、《X:5 Y:5 = 4》ということがわかります。

初級編-例題2

似たような例でもう一問。

次はグレーの《X:5 Y:4》を求めてみます。注目すべきは8です。8が入っている列と行に線を引いてみます。

ラインを引いた箇所に8を入れることはできません。数字が入る場所は《X:5 Y:4》のみで、答えが8になることがわかると思います。このように複数の同じ数字で特定箇所の数字を求めるのはナンプレでは初歩中の初歩の定石となります。

初級編-例題3

グレー部分《X:5 Y1》を求めます。

数字の7に注目します。わかりやすいようにラインを引きます。

これで7を使用できる場所はグレー部分の《X:5 Y1》ということがわかりました。序盤は配置されている数字のうち、多いものから探るとゲームを進めやすい場合が多いです。

ナンプレのコツ!中級編

中級編-例題1

少し難易度があがります。ナンプレの中級問題によくでてくる形です。グレー部分の《X:8 Y:4》を求めます。

この形は《行・列・ブロック》の全ての関係から答えを求めます。ここで再びナンプレのルールですが、《行・列・ブロック》に1~9の数字をダブらせずに入れる!!となります。つまりグレー部分に関係する数字で使用されていないものが答えということになります。わかりやすいように、関係する箇所に色を入れます。

まず、行には《9・2・7・8・4》が使用されています。次に列では《6・5》が使用されています。最後にブロックでは《1・4》が使用されていることがわかると思います。

ルールはくどいようですが、1~9の数字をダブらせてはいけない。つまり《行・列・ブロック》で共通して使用されていない数字が答えとなります。ですので、《X:8 Y:4》は《行・列・ブロック》で共通して使用されていない3が答えとなります。

中級編-例題2

前述と同様の問題です。グレー部分《X:3 Y8》を求めます。《行・列・ブロック》から使用されていない数字を探します。

列で使用されている数字は《1・8・2・9・3》、行で使用されている数字は《4・5》、そしてブロックで使用されている数字は《6・1》です。

1~9で使用されていない数字は7のみとなるので、グレー部分《X:3 Y8》は7となります。

中級編-例題3

グレー部分の《X:8 Y:6》を求めます。

とっかりを見つけるのが難しいですが、配置されている7に注目して列にラインを引きます。

これで、《X:8 Y:5/6》のいずれかに7が入ることが確定しました。次は《2と8》に注目します。

《2と8》が入っている箇所にラインをいれています。空きマスはグリーン部分の《X:8/9 Y:5》の2か所のみです。つまりこの2マスは《2と8》だけが入る専用マスとなります。

前述までに7が入るのは、《X:8 Y:5/6》のいずれかであることが確定していたので、残った候補の《X:8 Y:6》に7が入ることが確定します。

中級編-例題4

グレー部分の《X:2 Y:6》を求めます。

まずは、配置されている数が多い5に注目してラインを引きます。

このライン上には5を使用することができなないので、5を入れることができるマスは《X:1/2 Y:6》の2か所に確定します。次に《6と8》に注目しています。

《X2/3》の列ではそれぞれ既に《6と8》が使用されています。つまり、《X:1 Y:4/6》の2マスは《6と8》の専用マスということになります。これにより、《X:1 Y:6》で5を使用できなくなり、残った グレー部分の《X:2 Y:6》が5になるということがわかります。

中級編-例題5

グレー部分の《X:1 Y:1》を求めます。

1に注目して考えていきます。まず1を使用できないマスにラインを引いてみます。

ラインを引いたマスはすでに1が使用されているため、使うことができません。

さらに《X:3 Y:6》に1が使用できないことから、《X:2 Y:4/6》のいずれかに1が入ることが確定し、《X:2 Y:1/3》にも1が使用できないことが判明します。結果グレー部分の《X:1 Y:1》は1ということが分かります。

ナンプレのコツ!上級編

上級編-例題1

難易度の高い問題によくでてくる定石です。グレー部分の《X:3 Y1》を求めます。

まずは、グレー部分の《X:3 Y1》に入る候補を探します。列では《1・8・2・9》、行では《4・5》、そしてブロックでは《7・9》が使用されているので、グレー部分の《X:3 Y1》には、まだ使用されていない《3もしくは6》が入ることが分かります。つぎは、数字が多く埋まっている列《X:4》そして《X:7》に注目します。

《X:8 Y9》に6が配置されているので、《X:4》そして《X:7》に6が配置されるパターンは、《X:4 Y:1》《X:7 Y:5》の時、もしくは、《X:4 Y:5》《X:7 Y:1》の2パターンのみです。

つまり、どちらのパターンであっても《X:3 Y1》に6が入らないことがわかります。結果、《X:3 Y1》には残った3が入ることが分かります。

上級編-例題2

似たような問題をもう一問。グレー部分《X:4 Y:2》を求めます。

5に注目して解いていきます。まずは5が入っている列にラインを引きます。

すると、グリーン部分の4か所のうち、2か所に必ず5が2つ入ることがわかります。これにより《Y:1/3》の行に必ず5が入ることがわかります。これを踏まえて、5が使用できない場所にラインを引くと・・・・

このようになり、結果5が使用できるマスは、グレー部分《X:4 Y:2》ということがわかります。

上級編-例題3

グレー部分《X:8 Y:1》を求めます。

ブロック・列・行から候補になる数字を絞っていきます。今回ポイントになってくるマスは《X:8 Y:2》《X:8 Y:3》《X:9 Y:2》の3マスとなります。

順に候補になる数字を並べていきます。各マスはブロック・列・行から考え、以下の数字が候補として並びます。
《X:8 Y:2》=2・6・8
《X:8 Y:3》=2・6
《X:9 Y:2》=6・8
となります。このことから《X:8 Y:2》《X:8 Y:3》《X:9 Y:2》の3マスは2・6・8のみが入る専用マスだということが分かります。

以上の事を踏まえて考え、列では《9・4・5》そして行では《6・2》、ブロックでは《3・7》が使用されていて、《X:8 Y:2》《X:8 Y:3》《X:9 Y:2》の《2・6・8》の専用マスであることがわかれば、グレー部分《X:8 Y:1》には残った1が入ることが分かります。

上級編-例題4

グレー部分《X:1 Y:9》を求めます。

まずは、《X:1 Y:9》に入る候補についてですが、《列 X:1》から《5・8・9》であることがわかります。次に、《X:9 Y:4》の9に注目します。

すると、グリーン部分《X:7/8 Y:9》のいずれかに9が入ることがわかり、《X:1 Y:9》の候補から9が消えます。次に《X:2/3/4 Y:9》に入る候補を考えていきます。

《列・行・ブロック》から候補を絞っていきます。すると・・・
《X:2 Y:9》には5・6・7
《X:3 Y:9》には5・6・7
《X:4 Y:9》には5・6・7
が入ることがわかります。このことから、《X:2/3/4 Y:9》は5・6・7しか入れることができない専用マスであることが分かります。

つまり、《X:1 Y:9》に入る初期候補、《5・8・9》から《9》そして《5・6・7》は入れることができないことがわかり、結果《X:1 Y:9》にはいる数字は、8ということがわかります。

まとめ-ナンプレのコツ!解き方を徹底解説!

今回は、ナンプレのコツ!解き方をについてまとめさせていただきました。ここで紹介した方法を駆使すれば、ほとんどのナンプレ問題を攻略できるかと思います。一通りの解き方を覚えたら後は定石やテクニックではなく、ポイントとなる数字やマスをみつけることができるかどうかどうかが重要となります。

眠たいときや集中力が無くなったときは、簡単なナンプレも解けなかったりするので、上級ナンプレは集中力がある時に一気にすると、案外短い時間で解けたりしますよ。