初心者脱出!?6つのオセロの勝ち方とコツ

いきなりですが
「何度挑戦してもあの人にオセロに勝てない・・・」
「このオセロゲームのコンピューター強すぎ・・・」
なんて経験はありませんか?

「オセロの勝敗なんて運じゃないの?」と思われている方もおられると思いますが、オセロには勝ち方やコツがあるのをご存じでしょうか?オセロが強い人やコンピューターがあるのは、オセロの勝ち方やコツを駆使してゲームをすすめているからです。

意外にご存じない方もおられますが、オセロには段級位戦があったり、日本選手権・世界選手権等様々な大会が開催されているほど、思考・発想力がものを言うボードゲームとなります。

必勝法はある?オセロの勝ち方とコツ

意味深な見出しになってしまいましたが、残念ながらオセロに必勝法はありません。仮に必勝法があるとすると、オセロ段位上位者は必ず必勝法を使うでしょう。これではゲーム性が損なわれるのは当然、公式大会も成り立ちませんよね。

ただ、必勝法は有りませんが、負けるリスクが減る打ち方は存在します。ここでは初歩的な部分になりますが、オセロの勝ち方とコツを紹介してきます。

初歩的な部分になりますが、意外に知らないこともあると思うので、少しでもオセロの腕を上げたい初心者の方は是非参考にしてみてください。

隅(角)を狙って確定石を増やそう

言わずと知れたオセロ最強の?マス、《隅》です。(角と言われる方もおられますが正式には隅が正解。わかればどっちでもいいですね。)

これは誰でも知っていると思います。では何故隅は最強のマスなのでしょうか?一度置くとオセロのゲーム上返すことができなくなるからですね。この返すことができなくなった石の事を確定石といいます。

確定石は隅だけではありません。ゲームが終盤になるにつれて確定石はどんどん増えていきます。例えば以下のような石の配置なら、全ての石は返すことができないので、全ての石が確定石ということになります。

当然ですが、この確定石が増えれば増えるほどゲームは有利にすすめることができます。ただし隅が確定石だからと言って無理して隅に執着する必要はありません。

終盤になってくると、隅をあえて相手に取らせることで返せる石の枚数が増える場合もざらにあります。優位になる場合が多い隅ですが、隅をとる場合は2手目・3手目を予想してどちらが得が考えるようにしましょう。

1枚取りを意識しよう

オセロはゲーム終了時に自分の石の色がより多い方が勝ちとなります。このルールだけを見ていると序盤から石をガンガンひっくり返していく方が有利に思えてしまいますが、実はそうではありません。

序盤・中盤はできる限りひっくり返す石の量を少なくするように打っていくのがオセロの基本的な勝ち方となります。しかし、ただ少なくなるように石を打てば良いというわけではありません。

《1枚取りを意識しよう》という見出しになっていますが、実は正確には、相手が打てる場所を減らすということが最大の目的となります。オセロの勝ち方・コツの1つとして「相手の打てる場所を減らす!」というものがあります。

相手の動き(打てる場所)に制限が出れば、置きたくない場所に石を置かざるを得ない状況が必ず出てきます。「1枚取りを意識」するのは、相手にこの状況を作り出させるためです。

相手の石で自分の石を囲ませよう

これも同上と同じ理由です。相手の石で自分の石を囲ませることで、「相手の打てる場所を減らす!」ことが目的です。極端な例を一つ・・・・

極端すぎますが、一目でわかるように黒はやりたい放題ですよね。このような局面には、まずなることはありませんが、意識することで、似たような状況にできることはあります。

どのような打ち方をすれば「相手の打てる場所を減らす!」ことができるか常に考えながらゲームを進めるようにしましょう。

中割りの手を使おう

前述で、漠然と《相手の石で自分の石を囲ませよう》と紹介しましたが、中割りは実際にこれに近づける方法となります。

上記のイラストは、黒が中割りした手順となります。黒は《F3》に置き、《E4》を黒にしています。注目してほしいのがこの黒に返した《E4》です。

《E4》を見ていただくと、周りに空きマスがなく、直接は白に返すことができないことがわかると思います。この返した石に対してその周りに空きマスが無い状態を中割りといいます。

一見、普通の手に見えますが、この中割りを繰り返すことで着実に相手の置ける場所が減っていき、こちらの置く場所が増え局終盤に有利になってきます。

偶数理論を使って手止まりを打とう

暗記項目です。暗記項目と言ってもそんなに難しい話ではありません。局終盤になってくると各所に3マス・4マス・5マス・6マスと《小規模のマスの集合体》が必ずでてきます。

こういったマスができた場合は、できるだけ偶数ますは相手に、逆に奇数マスは自分が石を打てるように意識してゲームを進めます。

理由は簡単です。各所にできる《小規模のマスの集合体》は最後の一手を打てた側が多くの石を獲得できる(ケースが非常に多い)からです。

最後の一手は1、つまり奇数です。なので偶数マスは相手に、奇数マスは自分が打つわけですね。この最後の一手の事を手止まりといいます。

ちなみに、オセロは先行が黒、後攻が白です。オセロ盤は64マスなので必ず最後の手止まりは白となる為、《後攻の白が有利》になる場合が多いとされていますが、統計的にはあまりかわらないようです。

開放度を知ろう

今まで、さんざんあの手、この手で「相手の石を置ける場所を減らしましょう」と説明させていただきましたが、開放度はこれを数値化したものです。

開放度は0から始まり多い場合は30を超えます。結論を先に言っておくと開放度は0に近づけば近づくほど好手となる場合が多くなるので、オセロ初心者はこの開放度を確認しながら打つことをオススメします。ちなみに前述で紹介した【開放度0】の好手となります。

では具体的に開放度を数える方法を紹介していきます。考え方は中割りの時と同じでひっくり返した各石の周りに空きマスが何マスあるのか?この数がそのまま開放度となります。

例えば、下記のイラストは白の手番で白が《E3》に打って《E4》が白に変わっています。この時、白に変わった《E4》の周りの空きマスを数えます・・・。ありませんね。ですのでこれは中割りの開放度0の好手ということになります。

次のイラストも白の手番です。
今度は、白が《G5》に打って、《F4》《F5》を白に返しています。この時白に返った石に対して個別に空きマスの数を数えていきます。《F5》から見た時の空きますは《G4》、そして《F4》から見た時の空きマスは《G3・G4》となります。つまり合計3マスの空きマスがあるため、開放度3の手であるということがあります。

この時、周りを見渡して、開放度3以下の手があれば、そちらの手を打った方が好手になる場合が多くなります。これが開放度となります。ちなみに、この場合の白の手番であれば、《G5》の開放度3よりも《C5・E7》の開放度1の方が好手ということになります。

まとめ-オセロの勝ち方とコツ

以上が基本的なオセロの勝ち方とコツとなります。前述までの事を理解し、実践できれば「ちょっとオセロが強い友人」くらいには負けなくなるはずです。

あとダメ押しに追加するとしたら、《2手目・3手目を読みながら石を打つこと》です。具体的に言うと・・・
「この手は好手ではないが、次の手で中割が打てる」
「この中割りを打てば、次の手でも中割りが打てる」
「この手を打てば、相手の中割りを消せる」
「この手を打てば、次の手で確定石が増やせる」
etc・・・思考は無限大です。

オセロの勝ち方・コツを掴んだら「常に考えながら石を打つこと。」これががオセロ上達の近道となります。