オセロの戦術と使用されるオセロ用語

子供から大人まで、だれでも簡単に遊ぶことができるオセロ。
8×8マス=計64マスに、黒・白と交互に石を置き、縦横斜めに挟んだ石は自分の石の色に返し、最終的に石が多い方が勝利となる単純ゲームですが、これがなかなか奥が深い。「オセロはほとんど運!」と思っている方もおられると思いますが、はっきり言って実力が物を言うボードゲームとなります。

超基本-オセロの戦術と使用されるオセロ用語を知ろう

繰り返しになりますが、オセロは実力が物を言うボードゲームです。オセロは打てる場所が多ければ多いほど有利にゲームを進めることができるので、「相手の打てる場所を減らしつつ、自分の打てる場所は増やす」ということが基本戦術となってきます。

ここでは基本的な戦術、そしてオセロのサイトや書籍などで頻繁に使用されるオセロ用語を紹介していきます。

悪手

将棋や囲碁・麻雀でも頻繁に使用される、《自分自信を不利にするような悪い手》のこと。例えば、以下のような盤面で白の手番。《G2》は直ぐに隅が取られてしまう悪手だとわかるかと思います。

A打ち

Aの場所に打つ事。Aは全部で8か所。

X打ち

Xの場所に打つ事。Xは隅が取られやすい危険な場所なので考え無しで打つのはとても危険です。Xは全部で4か所。

開放度

オセロの開放度とは着手する(石を打つ)ことにより、ひっくり返った石の周りの空きマスの数のことで、ひっくり返った一つの石に対しての空きマス数を数えるので連続して石をひっくり返した場合は、数えるマスが重複することもあります。基本的に開放度が小さければ小さいほど好手、大きければ大きいほど悪手になる場合が多いので、オセロ初心者は是非覚えておいてほしい知識の一つです。

・・・と文章を並べられても初めてオセロの開放度と聞いた方は???だと思いますので、イラストを見ながら確認していきたいと思います。

例えば、下記のイラスト、白の手番です。
この時《E3》に打った時の開放度を考えて見ます。《E3》に
打つことで返せる石は、《E4》の1枚のみです。この時《E4》の周りにある空きマスを数えます。

・・・見ただけでわかると思いますが、《E4》の周りの空きマスは0なので、この場合は開放度が0となる好手となります。

次もイラスト同様に白の手番です。
この時例えば《G5》に打った場合、返せる石は《F4・F5》の二つとなります。

まずは、《F5》に隣接する空きマスを数えます。空きマスは、《G4》となります。次に、《F4》に隣接する空きマスを数えると《G3・G4》ということになり、開放度は《G3・G4・G4》で3ということになります。

繰り返しになりますが、開放度は返す石1つに対しての空きマスの合計を表すので、複数枚の石を返す場合は空きマスが重複する場合があります。

ちなみ、今回の白の手番《G5》に打ち、開放度3となりましたが、《C5》に打つことで開放度1になるので、《G5》より《C5》が好手ということになります。

確定石

ひっくり返すことができなくなった石のことを指します。わかりやすいのが盤面の4隅。ここはオセロのルール上、一度置くとひっくり返すことができない場所ですね。

また、以下のような場合、白も黒も理論上挟むことができない確定石となります。

緩手

好手と悪手の中間。悪い手はないが良い手でもない。

偶数理論

終盤の各所にできる偶数マスは相手に先に打たせる戦術。逆に言うと、1・3・5マスの奇数マスは自分が石を置きたい。オセロは各所にできる、最後の1マスに(手止まりを)打つ方が有利になる展開が非常に多くなります。

好手

悪手の対義語。
《自分自信を有利にするような良い手》のこと。

Cライン

盤面のC、つまり・・・
《B1》と《H7》
《A2》と《G8》
《G1》と《A7》
《H2》と《B8》
を通すラインの事を指します。このラインを通すことができるかどうかで大きく戦局が変わる場合もあるラインとなります。

C打ち

Cの場所に打つこと。

《A1》《H1》《A8》《H8》のこと。物理的に挟むことができないので、オセロで隅を取るのは戦略的にとても重要。ですが隅を取れば必ずかてる・・・という訳でもないのがオセロの奥が深いところ。

種石

種石とは、相手の石を挟む時に必要な石の中で既に盤面に配置されている石のことを指します。言い換えれば、おせろは常に種石を利用してゲームを進めることになります。また、種石の中でも外側の石を一気にひっくり返してしまい不利になってしまうような種石の事を、邪魔石と言ったりもします。

中辺

下記のイラストのように、《X》を除いた盤面の端から2列目・2行目の形16マスのことを指します。

手止まり

各所にできる空きマスの集合体で最後の一手を打つことを指します。手止まりが打てるとオセロは戦局を有利に進めれることが多いです。

中割り

下記のイラストは黒の手番。《F3》に打つと《E4》を返すことができます。この時《E4》には、隣接する空きますがありません。このように、返した石に対して隣接する空きマスが無い状態を中割と言います。

中割を多く打てれば相手の打てる場所が制限されてくる(打てる場所が減る)ので、中割はとても有効な打ち方となります。

B打ち

下記のイラストのように辺の中央の《B》の場所に石を打つこと。《B》は各辺に2つあるので、合計8か所となります。

下記のイラストのように隅を除いた一番外側のマスのことを辺といいます。

ボックス

オセロ盤中央の4マス×4マス=16マスのことをボックスといいます。

まとめ-オセロの戦術と使用されるオセロ用語

今回は基本的なオセロの戦術と戦術に使用されるオセロ用語について紹介させていただきました。ここで紹介したオセロの戦術が使いこなせればオセロ初心者脱出です。

基本的な事ばかりですが、オセロについてあまり詳しくない友人とオセロを打つ場合、ここに紹介していることを実践(知っていれば)できれば、負けることはほとんどなくなると思いますよ。