【役満一覧】火力抜群!麻雀最高役・PDFも

麻雀で「あがる」ためには必ず役が必要です。そして、その役の価値に応じて点数も異なります。ここではそんな麻雀の役の中でも最も火力のある役満について紹介させていただきます。また、麻雀の役にはメンバーや地域によって様々なローカル役満が存在しますが、ここでは、主に競技用に使用されるメジャーな役満をまとめています。

役満一覧PDFと出現確率

まずは、役満の一覧PDFと役満出現確率を紹介しておきます。ご自由にダウンロードしてお使いください。

役満-PDF

下記の役満出現率は、大人気オンライン対戦麻雀ゲーム【天鳳】の一定期間でのデータを参照させていただいております。
4人麻雀=123,758集計
3人麻雀=153,082集計

となっています。リアル麻雀・オンライン麻雀では打ち方が異なるので、一概には言えませんが、数値的には参考にできるかと思います。見出しを選択すると、各項目をソートすることができます。

役名四麻の出現率順位三麻の出現率順位
大三元(だいさんげん)0.03636%01位0.09341%03位
四暗刻(すーあんこー)0.03636%02位0.19467%02位
国士無双(こくしむそう)0.02505%03位0.25085%01位
小四喜(しょうすーしー)0.00727%04位0.01241%05位
字一色(つーいーそー)0.00485%05位0.04568%04位
緑一色(りゅーいーそー)0.00242%06位0.01045%06位
九蓮宝燈(ちゅーれんぽうとう)0.00162%07位0.00392%08位
大四喜(だいすーしー)0.00162%08位11位
清老頭(ちんろーとー)09位0.00719%07位
天和(てんほう)09位0.00131%09位
地和(ちーほう)09位0.00065%10位
四槓子(すーかんつ)09位11位

確率が記載されていない部分は10万回以上の「あがり」があったにも関わらず、1回も出現しなかった役となります。四槓子は役満の出現率が格段にUPする3人麻雀でも1回も出ていませんね・・・。

競技用に使用される役満一覧

では、ここからは主に競技用で用いられる役満について紹介していきます。競技用で用いられる麻雀の役は約40個です。(プロ団体によって異なります。)その中、役満の数は12個と、麻雀初心者には意外かもしれませんが、役全体に対して役満が占める割合はかなり大きいです。

ですが安心してください。初心者がいきなり役満12個を覚える必要はありません。正直役満はほとんど出ません。直撃すれば、相手を絶命させれるほどの破壊力を秘めているので当たり前と言えば当たり前ですが、火力が高い分出現率もかなり低くなっています。

前述の役満出現確率表をみていただければわかると思いますが、4人麻雀の場合、[大三元][四暗刻][国士無双]・・・余力があれば、[小四喜]この3~4つお覚えておけばOKです。

3人麻雀の場合は、4人麻雀の時と同様に[大三元][四暗刻][国士無双]・・・余力があれば[小四喜][字一色]の3~5つ覚えておけば十分です。

国士無双(読み方:こくしむそう)

麻雀役満の中でトップ3に入る出現率の役。麻雀初心者もすぐに覚えるべき役満の1つとなります。出現率が高いといっても役満です。出現率は4人麻雀で0.025%程度。つまり4000回に1回程度しかお目にかかれない役となります。

成立条件は、1・9牌(老頭牌)の6種、そして、風牌4種と三元牌3種の(字牌)7種、計13種をそろえ、そのうち一種を雀頭にすることで成立する役満となります。

基本的に国士無双のあがりは、テンパイの前に対子が揃っている状態になりますが、稀に対子が1枚もそろわずにテンパイすることがあります。この状態を[国士無双十三面待ち]といって、麻雀の待ちの中で最もあがり牌が多いテンパイの形となります。

ちなみにこの[国士無双十三面待ち]であがれた場合、ダブル役満を採用するグループもあります。

四暗刻(読み方:すーあんこー)

四暗刻は国士無双と同様に役満の中では比較的出現率の高い役。出現率は4人麻雀で0.036%。3人麻雀の場合は、約0.194%と500回に1回程度は出現する役満となります。

成立条件は、名前の通り四つの暗刻を作ることで成立する役満となります。鳴くと暗刻ではなく、明刻になってしまうので、役満は不成立となってしまいます。ちなみに、鳴いていない槓子、つまり暗槓が面子に混ざっても四暗刻は成立します。

ほとんどの場合待ちの形は4つ目の暗刻を待つ形になりますが、稀に、4つの暗刻が確定している状態で雀頭を待つ、単騎待ちになる場合があります。出現率の低さからこの四暗刻の単騎待ちをダブル役満とする場合もあります。

大三元(読み方:だいさんげん)

3種の三元牌を全て刻子にすることで成立する役満。鳴くことも可能で、さらに順子で構えることもでき、[国士無双][四暗刻]同様に、役満の中では比較的出現率の高い役となります。

ちなみに、大三元は責任払い(パオ)が適用される役でもあります。派手に三元牌を2つ鳴いている状態で3つめの三元牌を鳴かせてしまったら、その3つ目の三元牌を鳴かせてしまったプレイヤーに責任払いが適用されます。

字一色(読み方:つーいーそー)

字一色はその名の通り、字牌(風牌と三元牌)の形7種のみで構成される役満です。数牌を使用できないので面子は必ず全て刻子(もしくは槓子)となります。字牌を使用していればいいので、鳴いても役は成立します。

また、《字一色+七対子》の形は、鳴きが不可であったり、7種の字牌が全て必要になり出現頻度がかなり低くなることから《字一色+七対子》の形を「大七星」や「七福星」といってダブル役満にする場合もあります。

小四喜(読み方:しょうすーしー)

小四喜は4種の風牌のうち、3種を刻子にそして残り1種を雀頭にすると成立する役満。4面子は順子でもOKなので、リャンメン待ちで構えることが可能な数少ない役満の一つとなります。もちろん鳴いても役は成立します。

緑一色(読み方:りゅーいーそー)

緑一色は上の牌姿をみていただくと分かるように、牌を緑に染めたら成立する役満です。使用できる牌は、の6種に限られます。同じ索子でも、1・5・7・9索のように一部でも赤(やその他の)色が含まれる場合は緑一色は成立しません。役の成立条件は緑に染めることなので鳴いても役は成立します。

清老頭(読み方:ちんろーとー)

清老頭は、[老頭牌]つまり数牌の1もしくは9のみで構成される役満です。1・9牌しか使用できないため、面子は必ず刻子(もしくは槓子)となります。使用できる牌は、6種×4枚でたったの24枚しかなく、6種しかないため七対子の形にもできない為、実際に見ることはほとんど無いかと思います。

九蓮宝燈(読み方:ちゅーれんぽうとう)

九蓮宝燈は上記の牌姿に、同種の数牌いずれかが入ると成立する役満となります。メンゼン役になるので鳴いてしまうと、役満は成立しません。牌姿は萬子ですが、索子・筒子でも同じ形であれば九蓮宝燈は成立します。

ちなみに上記の牌姿は国士無双の13面待ちのつぎに多い、9面待ちの牌姿となっており、出現率の低さから「純正九蓮宝燈」(じゅんせいちゅうれんぽうとう)と呼び、この形になった場合ダブル役満を採用しているグループもあります。

天和(読み方:てんほう)

親番の時、配牌を終えた時点であがりの形になっていると成立する役満。1枚も牌を切ることなくその局が終了する、珍しい役満。出現率は約30万分の1・・・。引き当てることはまずないでしょう。

地和(読み方:ちーほう)

天和と対をなす役で、子が第一ツモであがりの形になった場合成立する役満となりますが、第一ツモの前に他家による鳴きが入るとその時点で地和は成立しません。

大四喜(読み方:だいすーしー)

風牌4種を刻子、もしくは槓子にすると成立する役満。メンゼン役ではないので、鳴いても成立しますが、4種の風牌のほとんどを一人のプレイヤーが所持しなければいけないので、四槓子に次いで幻の役満の一角を担い出現確率は約10万分の1程度になるとされています。そのため、あまりにも出現頻度の低さに、大四喜をダブル役満とするルールを採用するグループもあります。

ちなみに、大四喜にも責任払い(パオ)が適用されます。風牌3種を鳴いている状態で4種目の風牌を鳴かせて大四喜を確定させてしまうと、確定させてしまったプレイヤーに責任払いが適用されます。

四槓子(読み方:すーかんつ)

全ての麻雀役の中でも最も出現率の低い役とされるのがこの四槓子です。というのも、同種・同数の麻雀牌は4つしか無いので、有効牌を1枚でも他家が保持していると四槓子は成立しないためです。また、待ちの形は、必ず裸単騎となり、他のプレイヤーから最警戒され他家の放銃は期待できません。

成立条件は牌姿の通り、雀頭と、4つの槓子となります。槓子は、暗槓・明槓問わず、とにかく4つの槓子を揃えることが条件となります。

確率的なことを言っておくと、前述の大四喜が約10万分の1回程度の出現りつに対して、四槓子は40万分の1回程度とされています。まさに幻の役満ですね。

ちなみに、四槓子は責任払い(パオ)が適用される役でもあります。3つの槓子が出そろっている状態で、4つ目の槓を鳴かせた場合、副露を許したプレイヤーに包が適用されます。

まとめ-【役満一覧】火力抜群!麻雀最高役・ローカル役・PDFも

今回は、麻雀の役満について簡単にまとめさせていただきました。私自身オンライン麻雀を長く楽しんでいますが、出現率6位以降の役満にはお目にかかれたことがありません。放銃はつらいですが、自身で揃えることができたら記念撮影ものですね。