ブルーレンズルームミラーレビュー

道路を走行している自動車を注意深く観察していると、サイドミラーの鏡面が青みがかった車が走行しているのを確認できることがあります。この鏡面が青みがかったサイドミラー、ただ単に色を付けているわけではなく、いろいろなドライブサポート機能を持たせていることをご存じでしょうか?

今回、サイドミラーではありませんが、愛車の【ヴォクシー ハイブリッド ZS 煌Ⅱ】に車外品の鏡面が青みがかったルームミラーを取り付けたので、その辺りも含めて紹介していこうと思います。

鏡面が青いミラーの正体はブルーミラー

鏡面が青みミラーのことを、そのまんまですが、「ブルーミラー」もしくは「ブルーレンズミラー」等と言ったりします。もちろん、「無色のミラーに青色を入れたオシャレミラー!!」というわけではありません。

このブルーミラーには特殊な加工がされていて、鏡面に親水性をもたして、雨天時の視認性向上や夜間の後方からのヘッドライトの眩しさ、つまり防眩効果向上を目的としています。その他にも、紫外線や赤外線などをカットする効果もあります。

国内主要自動車メーカーのオプションブルーミラー

ただ、一言にブルーミラーとっても、メーカーによって呼び名も効果も様々なので、簡単にまとめておきます。

レインクリアリングブルーミラー《トヨタ》

ミラー面に親水処理を行い、雨天時の視認性向上。太陽光で親水性が自己回復します。

マルチファンクションブルーミラー《日産》

親水コート処理で雨天時の視界を確保。さらに、ブルー色鏡面が太陽光・後続車のヘッドライトの眩しさを軽減。鏡面を曲げ広角化。ノーマルミラーよりも広い視界を確保。

アクアクリーンミラー《ホンダ》

雨天時でもミラーの視認性をキープ

ハイドロフィリックドラミラー《スズキ》

ミラーに着いた水滴を馴染ませて、標準ミラーよりも視認性を向上させます。

ブルーレンズルームミラーレビュー

今回私が購入したのは、株式会社 秀が販売する曲面タイプのブルーレンズミラーNAS-882Bです。

早速、取り付けて見ました。取り付けはバネのちからで挟み込むだけ。工具いらずなので、DIYが苦手な女性でも楽々取り付けが可能です。

幅広の305mm。ヴォクシーにピッタリな感じです。運転席・助手席のサンバイザーをおろしても干渉することはありませんね。試してはいませんが、車幅が狭い軽自動車だと、おそらくサンバイザーが干渉してしまうと思います。

防眩・紫外線・赤外線を大幅カット

まず最初に注目してほしいのが、ルームミラー内に写る後方の色。標準のミラーは無色ですが、ブルーレンズルームミラーはその名の通り、少し青みがかっているのがわかると思います。ブルーレンズの画像は全体的にかなり光がカットされているように見えますが、撮影時は朝なので「周りが、みにくい!!」なんてことは全くありませんでした。

夜は下記のような感じです。小さくてわかりにくいですが、確かに後方のヘッドライトの防眩効果を感じる取ることができました。

純正ルームミラーと比べて、後方の見える範囲が大幅にUP

次に、注目したいのが、ブルーレンズルームミラーから確認できる後方の広さです。2枚画像は同じタイミングで撮影しています。(車両は動いていません。)わかりやすいように、同じ車両に〇印を付けています。アフターのブルーミラーでは、幅広と広角鏡面で標準のルームミラーの1台前の車まで確認できるのがわかります。

これは、左サイドミラーの死角部分も含まれていて、バイクや自転車の巻き込み事故防止効果もありそうです。ただし広角レンズなので、標準のルームミラーと比較すると対象物が遠くにあるように見えてしまい慣れるまでは違和感があるかもしれません。(ヴォクシーがリムジンのように伸びて見えますwww)

まとめ-ブルーレンズルームミラーレビュー

今回は、ブルーレンズについてまとめさせていただきました。紫外線や赤外線がカットされていることは実感できませんが、防眩効果はかなり実感することができました。後続車がハイビームにしている状態だとかなり効果的です。

逆に、郊外走行で極端に光の量が少なくなると、やはり標準ミラーと比較すると、薄暗く見えて視認性が落ちるように感じます。

後、個人的にはブルーミラーと関係ありませんが、いままで小さい標準ルームミラーを使ってきたいので、ブルーレンズルームミラー(広角)の視野角に驚きました。(※運転席からルームミラーを通して助手席の窓が見えてしまいます。)