楽天Edyのメリット!楽天ペイの普及で使い方はどう変わる?

楽天株式会社はECモールとして有名な楽天市場をはじめ、楽天ブックスや楽天トラベル等のインターネットサービス、楽天モバイルや楽天ブロードバンド等の通事業と幅広くサービスを展開しています。

そんな中、日本政府がキャッシュレス化を推進しているのもあり勢いがあるのがクレジットカードや電子マネー事業です。楽天株式会社は、楽天カードをはじめ楽天Edyや楽天ペイなどの様々決済サービスを展開しています。

クレジットカードである楽天カードはともかく、現金を電子マネーとしてチャージして使用する【楽天Edy】と【楽天ペイ】の違いがよくわからない方も少なくないと思います。ここでは、還元率の良い、スマートフォン決済アプリ【楽天ペイ】がある今、楽天Edyのメリットや楽天ペイとの違いについてまとめています。

楽天Edyとは?

楽天Edyは専用端末にかざすだけで、小銭や紙幣を財布から出さなくても簡単・スピーディーに決済ができる楽天グループの電子マネーとなります。また使用するたびに楽天スーパーポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天Edyにチャージして、使用することができます。

そもそもEdyとは、2001年にソニーやドコモ、トヨタ自動車、東京三菱銀行など11社の共同出資で設立された「ビットワレット株式会社」が導入したプリペイド(前払い)方式電子マネーとなります。

その後、楽天が「ビットワレット株式会社」の株式の過半数を取得し傘下に収め2012年6月にEdyの名称を「楽天Edy」に変更しています。ちなみにEdyは【Euro-ユーロ】【Dollar-ドル】【Yen-円】の頭文字を取っていて、Edyが第4の基軸通貨になってほしいという願いが込められているそうです。

楽天Edyの使い方

楽天Edyは先ほども少しふれたように、事前に電子マネーをチャージして使用するプリペイド(前払い)方式の電子マネーとなります。チャージ先は主に【楽天ポイントカード】【Edy機能付き楽手カード】【おサイフケータイ】等があげらます。

楽天ポイントカードでEdyを使用する場合

楽天Edy1

楽天ポイントカードで楽天Edyを使用する場合、まずは楽天ポイントカードを入手する必要があります。楽天ポイントカードは数多くのデザインがプリントされているものが販売されているので、下記のリンクから確認してみてください。


楽天ポイントカードが入手できてら【ポイントサービス登録】をします。【ポイントサービス登録】に登録しなくても楽天Edyはチャージして決済することができますがポイントが付きません。楽天Edyを使用するなら必ず【ポイントサービス登録】をするようにしましょう。

【ポイントサービス登録】は下記のリンクより設定が可能です。登録をするには楽天会員ページにログインする必要があります。

楽天ポイントカードに電子マネーをチャージする

楽天ポイントカードに電子マネーをチャージする方法は【①-専用リーダーとクレジットカードでチャージ】【②-おサイフケータイ対応スマホでチャージ】【③-現金でチャージ】があります。

【①-専用リーダーとクレジットカードでチャージ】は専用リーダーは必要になってきます。【②-おサイフケータイ対応スマホでチャージ】はおサイフケータイ対応している機種もしくは、Android NFC機能搭載端末がないとチャージできないので少し敷居が高くなっています。

やなりお手軽にチャージするのであれば、【③-現金でチャージ】となります。下記の対象加盟店舗で会計時に「楽天Edyにチャージしてください」と伝える、もしくは店舗にEdyチャージャーがあれば、現金入金機でもチャージすることが可能です。

楽天Edy2

現金をチャージできる加盟店一覧
  1. スリーエフ
  2. セイコーマート
  3. セブンイレブン
  4. ファミリーマート
  5. ポプラ
  6. テキストが入ります。
  7. 生活彩家
  8. くらしハウス
  9. スリーエイト
  10. デイリーヤマザキ
  11. ミニストップ
  12. ローソン
  13. WonderGOO
  14. プロント
  15. CAFFE SOLARE
  16. 喫茶室ルノアール
  17. ツルハドラッグ
  18. くすりの福太郎
  19. ドラッグストア ウェルネス
楽天ポイントカードで支払う

楽天Edy3

支払い方法は簡単で、お店の人に「楽天Edyで支払います。」と伝えて、電子マネーがチャージされた楽天ポイントカードを読み取り機にかざすだけです。それ程厚みがなければ財布やカードケースに入ったままでも読み取り&決済が可能です。

Edy機能付き楽天カードでEdyを使用する場合

楽天Edy4

これは楽天カード(クレジットカード)にEdy機能が付随しているもので、楽天Edyはもちろん楽天ペイを利用する場合でもお得にポイントを貯めることができます。当然クレジットカードとしても使用でき、楽天のサービスを受けるには欠かせない1枚となります。

楽天ポイントカードとは違い、楽天カードはあらかじめポイントを貯める設定がされているので、【ポイントサービス登録】も不要です。また、クレジットカードと楽天ポイントカード2枚が統合されているものなので、物理的に財布もスマートなります。

Edy機能付き楽天カードに電子マネーをチャージする

Edy機能付き楽天カードに電子マネーをチャージする方法は楽天ポイントカードの時同様に【クレジットカードでチャージ】【おサイフケータイ対応スマホでチャージ】【現金でチャージ】がありますが、その他にも【楽天スーパーポイント】や【Edy機能付き楽天カードオートチャージ】等があります。

楽天スーパーポイントは・・・
楽天関連サービスやそれに加盟する多くの実店舗やWEBサービスで貯まるポイントで、貯まった楽天スーパーポイントは1ポイント=Edy1円分としてチャージすることが可能です。

Edy機能付き楽天カードオートチャージは・・・
事前に設定をしておいた金額よりチャージ残高が下回ったら、特定店舗で指定しておいた金額を自動で楽天Edyにチャージしてくれるサービスです。Edyオートチャージは全国約15万店舗で可能で、自動で残高がチャージされるので残高不足になることが少なく、後述で詳しく解説しますがポイント還元率も良くなります。

Edy機能付き楽天カードで支払う

楽天Edy4

支払い方法は楽天ポイントカードの時と同様で、お店の人に「楽天Edyで支払います。」と伝えて、電子マネーがチャージされた楽天カードを読み取り機にかざすだけです。それ程厚みがなければ財布やカードケースに入ったままでも読み取り&決済が可能です。

楽天Edyと楽天ペイの違いとメリット

楽天Edyと楽天ペイは同じキャッシュレス決済で似た部分も多くありますが、比較してみると多くの違いがあるので確認していきたいと思います。比較すると、楽天Edyのメリットが見えてきます。

楽天Edyと楽天ペイ-概要

楽天Edyと楽天ペイ-概要
楽天Edy5 楽天ペイ
プリペイド(前払い)方式の電子マネー決済サービス QRコード・バーコード決済サービス
【①チャージ】・・・専用アプリや現金・クレジットカードを使って楽天Edyをチャージ。

【②支払い】・・・楽天Edyをチャージした楽天ポイントカード・楽天カード・おサイフケータイを専用の読み取り端末にかざして支払う。

貯まった楽天ポイントは、ポイントチャージ申請ページから、操作をすることで1ポイント=楽天Edy1円分として使用することが可能です。

【①チャージ】・・・専用アプリや現金・クレジットカードを使って楽天キャッシュをチャージ。

【②支払い】・・・スマートフォンに表示されるバーコードやQRコード、楽天ポイント、事前に登録をしておいたクレジットカードで支払う。支払い方法は、主にバーコード/QRコードをお店の人に読み取ってもらう方法と、お店で提示されたQRコードを読み込むことで決済を行う方法があります。

貯まった楽天ポイントは楽天ペイアプリ内から設定することで次回の支払いで簡単に使用することができます。

両者共に名称は違いますが、楽天Edy・楽天キャッシュと呼ばれる電子マネーをチャージすることで決済を行います。楽天Edyは決済を行うためには必ず電子マネーがチャージされている必要がありますが、楽天ペイは楽天キャッシュがチャージされていなくても、アプリ内から事前に登録しておいたクレジットカードや楽天ポイント等での支払いが可能です。

楽天Edyと楽天ペイのポイント還元率の違い

楽天Edyと楽天ペイのポイント還元率の違い
楽天Edy5 楽天ペイ
楽天Edyのポイント還元率は0.5%となっています。つまり200円の使用で1円相当のポイントが付くことなります。

さらに楽天カードで楽天Edyをチャージする場合にも、チャージ金額の0.5%のポイントが付きます。

つまり、楽天カードでチャージという条件が付きますが、通常利用であれば還元率が1%ということになります。

楽天ペイの還元率は、通常楽天ペイの利用で0.5%となっています。つまり楽天ペイで200円の買い物をすると1円相当のポイントが付くことになります。

ここに支払元の設定を楽天カードに設定したり、楽天カードで楽天ペイにチャージすることで還元率が1%上乗せされ1.5%となります。

通常還元率は楽天Edy1%、楽天ペイ1.5%と楽天ペイに軍配があがります。ただしお互い随時多くのキャンペーンを開催しているので、一概に優劣をつけるのは難しいところです。少しでもお得にキャッシュレス決済をするのであれば、定期的にキャンペーンを確認しておくことをオススメします。

まとめ-楽天Edyのメリット!楽天ペイの普及で使い方はどう変わる?

総合的にみると、多機能で還元率が0.5%高い(楽天カードを利用してチャージを前提)楽天ペイで決済をした方が基本的にはお得ということになります。電子マネーをチャージする際も楽天カードがあればアプリ内で簡単に行えます。

楽天Edyには特定の店舗でチャージ額を下回ったら自動で電子マネーがチャージできるオートチャージがありますが、それでもやはり、楽天ペイと比較すると使い勝手が良いとは言えないのが実状です。

ただし、先発である楽天Edyは後発の楽天ペイと比較して圧倒的に利用できる実店舗が多いです。また電子マネーのチャージは少し手間ですが、一度チャージすると決済の動作としては楽天Edyの方がスピーディーです。

クレジットカード決済の場合は、店員にクレジットカード渡して返却してもらう必要がありますし、サインや暗証番号を求められるケースも少なくありません。楽天ペイの場合は、当然決済前に楽天ペイアプリを起動して決済の準備をする必要があります。

これと違って、楽天Edy決済の場合は楽天Edyがチャージされたカードを端末にかざすだけです。専用端末が読み取ることが可能な場合は財布やカードケースに入れたままでも決済が可能なのもメリットの一つと言えるでしょう。

随時開催されている互いのキャンペーンを無視するのであれば、還元率の良い楽天ペイを優先的に利用して、楽天ペイが利用できないところでは楽天Edyを使用していくと良いでしょう。