【PayPay】【楽天ペイ】【LINE Pay】【au PAY】【メルペイ】【D払い】・・・・これらは全てQR・バーコード決済 が可能なアプリです。主にスマトフォンにアプリをダウンロード&インストールして使用することからQR・バーコード決済のことを、「スマホ決済」「スマートフォン決済」と呼ぶこともあります。
日本国内では、20種類以上のQR・バーコード決済サービスがあり、どのアプリを入れたらよいかわからない方もおられると思います。ここでは、国内人気の高い【PayPay】【楽天ペイ】【LINE Pay】を比較してお勧めのQR・バーコード決済を紹介していきます。
QR・バーコード決済とは?
QR・バーコード決済は、クレジットカード決済やデビットカード決済同様にキャッシュレス決済の一つです。キャッシュレス決済とはその名の通り紙幣や硬貨を使用せずに、決済を行う方法ですね。
QR・バーコード決済は主にスマートフォン上に専用のバーコードやQRコードを表示させ、それをお店の人に読み取ってもらう、「ストアスキャン方式」と、お店側で提示されるQRコードを自身のスマートフォンで(スキャン)読み込んで決済を行う「ユーザースキャン方式」があります。
これらのスマートフォン決済アプリは事前にアプリに紐づけをしておいたクレジットカードやアプリ上に電子マネーをチャージしておき決済を行います。
PayPay・楽天ペイ・LINE Payの通常還元率比較
まずは、クレジットカードの紐づけやキャンペーンも何もない状態。つまりアプリ単体での還元率を比較してみます。
アプリ | PayPay | 楽天ペイ | LINE Pay |
---|---|---|---|
アプリ単体での還元率 | |||
還元率 | 1.5% | 0.5% | 0.5%~2% |
条件 | PayPay残高で決済 | 楽天キャッシュで決済 | LINE Pay残高で決済 |
通常還元率を比較してみると、一見2%の還元率のあるLINE Payがお得に見えますが、LINE Payの還元率は当月の利用金額で翌月の還元率が来ます。LINE Payの還元率は以下の通りです。
LINE Pay利用金額に応じたポイント還元率 | ||||
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利用金額 | 9,999円以下 | 10,000円以上 | 50,000円以上 | 100,000円以上 |
通常還元率 | 0.5% | 0.8% | 1% | 2% |
つまり、1ヶ月に10万円以上LINE Payで決済しないと最大還元率の2%は引き出せないことになります。これはなかなか敷居が高いですね。ということで、通常還元率比較での比較だと、PayPayにチャージしたPayPay残高で支払うだけで1.5%相当のポイント還元が受けられるPayPayに軍配があがりそうです。
クレジットカードでチャージした時のPayPay・楽天ペイ・LINE Payの還元率比較
QR・バーコード決済は、主に電子マネーをアプリ内にチャージして支払う場合と、アプリと紐づけしたクレジットカードで決済する方法があります。ここで注目したいのが、電子マネーをアプリ内にチャージする方法です。
QR・バーコード決済は関係なしでクレジットカード決済をおこなうと、クレジットカード独自のポイントやボーナス等が還元されるのが一般的です。そして、電子マネーをアプリ内にチャージする方法の1つにクレジットカードがあります。つまり、クレジットカードで電子マネーをチャージしてポイントを得て、さらにQR・バーコード決済でポイントを得ることが可能なのです。
アプリ | PayPay | 楽天ペイ | LINE Pay |
---|---|---|---|
アプリ単体での還元率 | |||
還元率 | 1.5% | 0.5% | 0.5%~2% |
条件 | PayPay残高で決済 | 楽天キャッシュで決済 | LINE Pay残高で決済 |
クレジットカードでチャージした時の還元率 | |||
還元率 | 1% | 1% | 無し |
条件 | 対応カードはヤフーカードのみ | 対応カードは楽天カードのみ | クレカでのチャージは不可 |
⇓ | |||
合計還元率 | 2.5% | 1.5% | 0.5%~2% |
PayPay・楽天Pay共にクレジットカードでチャージできるのは同社のクレジットカードだけとなっていますが、チャージするたびに還元ポイント1%はかなり大きいですね。LINE Payは現在のところクレジットカードチャージに対応していません。
LINE Payに電子マネーをチャージする場合は、【銀行口座】【セブン銀行ATM】【LINE Payカードレジチャージ】【Famiポート】等を利用することになり、PayPayや楽天Payのようにポイントの二重取りはできません。
2020年6月までさらに上乗せされるポイント還元【キャッシュレス・ポイント還元事業】
これは、2019年10月1日から行われた消費増税(8%⇒10%)の需要の乱れを防ぐための事業で、キャッシュレスで決済を行うことで【キャッシュレス・ポイント還元事業】に加盟する、中小・小規模の店舗では5%相当、そして、フランチャイズチェーン店舗、ガソリンスタンド等では2%相当のポイント還元が受けれます。
QR・バーコード決済アプリ間でのポイント還元率に差は出ませんが、表にまとめておきます。キャッシュレス・ポイント還元事業につていは下記のページで詳しく紹介しています。
2019年10月1日より消費税が8%から10%に引き上げられました。これまで消費税率を引き上げる度に、【駆け込 …
アプリ | PayPay | 楽天ペイ | LINE Pay |
---|---|---|---|
アプリ単体での還元率 | |||
還元率 | 1.5% | 0.5% | 0.5%~2% |
条件 | PayPay残高で決済 | 楽天キャッシュで決済 | LINE Pay残高で決済 |
クレジットカードでチャージした時の還元率 | |||
還元率 | 1% | 1% | 無し |
条件 | 対応カードはヤフーカードのみ | 対応カードは楽天カードのみ | クレカでのチャージは不可 |
キャッシュレス・ポイント還元事業の還元率 | |||
還元率 | フランチャイズ・ガソリンスタンド等2%相当還元 中小規模店舗5%還元 | ||
条件 | キャッシュレス・ポイント還元事業に加盟する店舗でキャッシュレス決済 | ||
期間 | 2020年6月末まで | ||
⇓ | |||
合計還元率 | 4.5%~7.5% | 3.5%~6.5% | 2.5%~7% |
まとめ-PayPay・楽天ペイ・LINE Payのポイント還元率比較!おすすめのQR・バーコード決済 はどれ?
ということで、特にキャンペーンを実施していない場合は、4.5%~7%相当のポイント還元が安定的に得られるPayPayがオススメです。あくまで個人的な感想になってしまいますが、3種のQR・バーコード決済アプリを使用して、操作性や使用感にそれほど感じられませんでした。
ただし、キャッシュレス決済は国が推進して補助をしているため、各企業様々なキャンペーンを実施していて、ポイント還元率はかなり流動的です。ですので、その時々で一番還元率のよいQR・バーコード決済アプリを使用するのがベターというところに落ち着きそうです。
3種のアプリではLINE Payが還元率の面から少し出遅れますが、少し前から話題になっているヤフーとLINE「統合」の話もあります。LINEアプリの利用者は約8000万人、ヤフーサービスの利用者は約5000万人。まだ統合が決定しているわけではありませんが、これが実現すると、ヤフーのPayPay、LINEのLIEN Payにも大きな変化があるかもしれませんね。
ヤフーを運営するZホールディングス(HD)とLINEが経営統合に向けた交渉に入っていることが明らかになりました。 11月13日夜に日本経済新聞などが一報を報じると、14日朝にZホールディングスは「協 - Yahoo!ニュース(東洋経済オンライン)
とりあえず今のところ「複数のQR・バーコード決済アプリを導入するのはちょっと・・・」という方はとりあえずPayPayを入れておけば間違いないでしょう。