スピードは《大富豪(大貧民)》《ババ抜き》《ダウト》同様にとても人気のあるトランプゲームの1つですね。その名の通りスピードを競うゲームで反射神経や判断力はもちろん相手の場札を見る力も必要です。
トランプスピードのルールと遊び方
スピードは日本で広く知られてる人気のトランプゲームの一つです。そのため、その地方やグループで様々なローカルルールが存在しています。ここでは、一般的に広く使われるトランプスピードのルールと遊び方についてイラスト(画像)付きで解説しています。
リアルトランプスピードと勝手は異なりますが、記事の後半で無料でできるトランプスピードゲーム(アプリ)も紹介しているので、よければプレイしてみてください。
トランプスピードの並べ方と各エリアの呼び名-やり方・手順
まずはルールを説明する前にトランプスピードの並べ方と呼び名についてまとめておきます。これからのルール説明に度々登場するので、確認しておきましょう。覚える名称は3つのみ。すぐに覚えられますね。
- 場札・・・中央2箇所にある台札の±1のカードを出すことができます。マーク(スート)の違いは関係なく、とにかくカードに記載されている数字が±1であれば出すことができます。場札は4枚まで並べておくことができ、台札に出した枚数分だけ、手札から補充します。
- 手札・・・場札を台札に出した際の補充はこの手札から行います。また、後で詳しく説明しますが、二人とも台札にカードを出せない状態になったら、手札から1枚台札に出してゲームを続行していきます。
- 台札・・・場札を出すエリア。通常台札は2箇所あり、プレイヤーは左右どちらの台札にもカードを切ることができます。
トランプスピードの遊び方-手順1 カードを赤と黒で分ける
スピードは2人でおこなうトランプゲームです。使用するカードは《ハート》《ダイヤ》《スペード》《クラブ(クローバー)》の1~13枚、計52枚を使用します。まずは最初に、《ハート・ダイヤ》の26枚、そして《クラブ・スペード》の26枚に分けます。赤いカードと黒いカードに分ける感じですね。
この分けたカードを2人のプレイヤーが念入りにシャッフルをします。このシャッフルしたカードをお互い対戦相手に渡します。この渡された26枚のカードが自分の手札となります。
手札を裏返したまま少し左側に置き、右に場札として表向きに4枚並べます。これで台札以外のカードを並び終えました。
- 2人でするスピードですが、4人でおこなうルールもあります。この場合トランプを104枚使用し台札は4枚使用するケースが多いです。逆に場札は4枚から2枚に減らしたり、2人で遊ぶとき同様に4枚使用する場合もあります。
トランプスピードの遊び方-手順2 ゲーム開始!素早くカードを出す
《手札》と《場札》を並べたらゲーム開始です。ここまでの手順で以下のイラストのようになっているかと思います。
カードを並べ終えたら、二人のプレイヤーの掛け声とともにゲームを開始します。掛け声は何でもOKですが、「せーの!」「スピード!」等が多いかとお思います。掛け声と同時に各プレイヤーが台札として1枚(計2枚)中央にカードを並べます。
手札から台札に置いたらすでにゲームがスタートしています。台札を置いたら、素早く場札から出せるカードを台札に重ねるように出していきます。場札から台札に出せるカードは台札に置いてある数字の±1のカードとなります。マーク(スート)は関係ないので±1の数字だけを追っていけばOKです。また、2箇所の台札、どちらに重ねてもOKです。
トランプスピードはその名の通り、スピードゲームです。他のトランプゲームのように、交互にカードを出すのではなく、出せるカードがあれば、とにかく素早くカードを出していきましょう。上のイラストだと、手前のプレイヤー(赤)は《3と4》そして、奥のプレイヤー(黒)は《5と6》がすぐに出せそうです。
場札が減ったら、減った分だけ手札からカードを素早く補充し、補充したカードや、そこから連なる場札のカードをどんどん出していきます。
- 台札の数字が13の場合、《1と12》、また台札の数字が1の場合、《2と13》を出せるのが一般的ですが、±1でないため、台札の数字が1の場合は《2》、そして台札の数字が13の場合《12》のみを出せるとするルールを採用する場合もあります。
- スピードはジョーカーを使用しないのが一般的ですが、ジョーカーを使用する場合はオールマイティーカードとして使用します。
- スピードはゲームが始まったら、使用できるのは利き手のみとする場合が多いですが、両手使用可とするルールを採用するグループもあります。また、この場合、手札を片手に持ちすぐに場札にカードを補充できるようにすることを良しとするルールもあります。
- 場札に出せるカードは4枚ですが、同数のカードが出た場合は、重ね置きをし4枚以上のカードを出すことを可とするルールもあります。また重ね置きしたカードは《まとめて出す》場合と《1枚ずつ出す》ルールに細分化されます。
トランプスピードの遊び方-手順3 互いにカードが出せなくなったら・・・
トランプスピードはそれなりの頻度で、場札のカードが出せない状況になります。1人が出せない場合は、相手の出すカードから出せる状況になるまでひたすら待ちます。次に2人ともカードが出すことができない状況になった場合、ゲームスタート時同様「せーの!」等の掛け声と同時に、互いが各1枚(計2枚)手札から台札にカードを出しそこからゲームを再スタートしていきます。
互いにカードが出せない場合は、上記の方法を繰り返します。また、手札に1枚もカードが無い場合は、場札から台札にカードを出してゲームを再開します。
- 互いにカードが出せない場合は、手札から台札にカードを補充するのが一般的ですが、手札にカードが残っている場合でも場札から台札へカードを補充するルールを採用する場合もあります。この場合、見えている4枚のうち好きなカードを台札に出せるので、よりスピード感が増します。
トランプスピードの遊び方-手順4 決着(終わり方)
手順2・手順3を繰り返し、自陣の手札・場札を先に全てなくしたプレイヤーが勝利となります。
トランプスピードのコツ
トランプスピードはその名の通り全ての動作のスピードがとても重要なゲームです・・・が、それ以外にもスピードトランプのレベルを上げたいのであれば、《反射神経》《集中力》《先読み》等が重要になってきます。
特に反射神経はとても重要で、「2つの台札にある数字をみて自分の場札から出せるカードを選択し素早く出す。」手札のカードの並びにもよりますが、トランプスピードの勝敗はほとんどこの反射神経で決まります。
相手の場札、そして自分の場札を先読みして、出す順番を考えることも重要ですが、優先すべきはスピードです。「こちらが出す順番を考えている間に台札の数字が変わってしまい、考えた時間が無駄になる!!」トランプスピードはそんなゲームです。
逆にこちらが、ガンガン台札の数字を変えることができれば、相手はカードを出す順番を考えていても、思うようにカードを切れなくなります。
ただ、相手が手詰まりになったら一息ついて、カードの出す順番をじっくり考えることができます。この時は自分の場札と相手の場札の数字をよく確認して、できるだけ自分のみが出せるカードを選択すると良いでしょう。
トランプスピードができる無料ゲームアプリ紹介
簡単操作でプレイできるトランプゲームのスピードです。二人対戦もできます。
スピード[トランプゲーム]は、超シンプルなトランプスピードゲームです。モードはCOM対戦【EASY/NOMAL/HARD/VERY HARD】と2P対戦モードの2種のみとなっています。
COM対戦モードも良いですが、あえて2P対戦モードを一人でプレイして反射神経を鍛えるのもよいかと思います。
ちなみにスピード[トランプゲーム]のCOM対戦モードをまともにプレイすると《HARD》《VERY HARD》はかなり難しい・・・というか勝てませんが、指を2・3本置き場札を連打してあげると、ほぼ100%の確率で勝利することができます。なんのトレーニングにもなりませんが、これはこれで面白かったです。
まとめ-トランプスピードのルールと遊び方【無料でできるゲームも紹介】
今回は、トランプスピードのルールと遊び方についてまとめさせていただきました。久しぶりにプレイしてみると頭の体操にも良いかと思います。できればタップなどで済んでしまうアプリケーションゲームではなく、カードの配置や腕の動かし方、相手の動き等の要素が勝敗が左右することがある実際のトランプカードを使用して遊ぶことをオススメします。