今やどこの通信事業者でも当たり前になりつつある、通信パケットの繰り越しサービス。細かいルールは通信事業者で異なりますが、基本的には、【当月分の余ったパケットを来月分のパケットに(上乗せできる)繰り越せる】といったものになります。
通常パケットの有効期限は1ヶ月程度ですが、パケット繰り越しサービスが適用されればパケットの有効期限が2ヶ月程度となり、かなり余裕をもってデータ通信をすることが可能となる便利なサービスです。
逆に言うと、パケット繰り越しサービスがあっても2ヶ月を過ぎると余ったパケットは失効することになります。ただしmineoの場合は、ある手順を踏むことでパケットを無限繰り越しが可能になります。
mineoパケットの料金や基本ルールについて
【パケット無限繰り越し】方法の前にmineoパケットの基本ルールを先に紹介してきます。
2020年1月現在のデュアルタイプ(音声通話+データ通信)月額料金は以下の通りです。※税抜き価格
Aプラン | Dプラン | Sプラン | |
---|---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
Aプランは「auプラン」、Dプランは「ドコモプラン」、Sプランは「ソフトバンクプラン」となっていて、mineoを利用する場合は、いずれかのプランを選択する必要があります。
これらのプランの主な違いは、【通信速度】【通信エリア】【利用できる端末】【通話サービス】の4つで、当然ですが、これらの違いは大手キャリアに依存することになります。余談になりますが、トリプルキャリアを採用したのはmineoが業界初となっています。
mineoのパケット繰り越しサービスについてい
mineoでは、特段繰り越しサービス等に申し込まなくても、標準でパケット繰り越し機能が備わっています。大手キャリアの場合、特定コースや条件によってパケット繰り越しができないプランがあったりしますが、mineoの場合は全てのデータ通信プランでパケット繰り越しサービスが適用されます。
例えば、10GBプランで当月に6GBしかパケットを使用しなかった場合・・・
このように、当月分の余ったパケット4GB分を翌月分のパケットに上乗せして次月は合計14GB使用することができます。ただし、仮に当月余った4GBが翌月も余ってしまった場合は、余った分のパケットは何もしなければ失効してしまいます。
当月余ったパケットを翌月にシェアメンバーでパケットを共有できる「パケットシェア」について
パケットシェアサービスは上で紹介したmineoユーザー個人でのパケット繰り越しをサービスを複数のメンバーで共有するといったものです。具体的には、事前にパケットシェアしたいメンバーを(最大10回線)登録しておき、メンバー全員の当月余ったパケット分を、翌月にメンバー全員でパケットをシェアするといったものになります。
mineoユーザーの善意を前提としたサービス「フリータンク」について
mineoフリータンクは一定条件をクリアすると誰でも無料でパケットを引き出せる便利なパケットサービスです。フリータンクにストックされているパケットは、mineo運営事務局が用意しているものではなく、mineoユーザーの善意で集められたパケットとなっています。そのため、フリータンクを利用する場合は、感謝の気持ちと節度をもったサービス利用が求められます。
mineoのフリータンクについては、下記のページでも記事にしているので、よろしければ参考にしてみてください。
mineoフリータンクとは? mineoはauプラン(Aプラン)、ドコモプラン(Dプラン)、ソフトバンクプラン(Sプラン)と大手3つのキャリアのプランを選択できる、マルチキャリア仮想移動体通信事業者【MVNO】で、そんな …
mineoフリータンクはサービスの性質上、利用条件を何度も変更してきています。2020年1月現在のフリータンクの利用条件は以下のようになっています。
2020年1月現在のフリータンクの基本ルール | |
---|---|
引き出し条件 | フリータンクに入れた(累積)パケット量より、引き出した(累積)パケットの量が多い場合は、パケットの残量が500MBを下回ると、フリータンクからパケットを引き出すことが可能になります。 |
1回のパケットOUT量 | 最大500MB |
1ヶ月に引き出せる最大パケット量 | 最大1000MB |
1ヶ月の利用回数 | 2回まで |
パケット支援 | mineo契約住所もしくは滞在場所が該当地域の場合、フリータンクが開放されます。 |
mineoのパケットギフトにつて
パケットギフトは、当月余りそうなパケットを自身が契約する別の回線や他のmineoユーザーに譲渡できるサービスです。
システム自体は先程のフリータンクと似ていますが、パケットギフトはフリータンクとは違い、こちらが指定したmineoユーザー(回線)限定に贈ることができます。
mineoパケットを無限に繰り越す方法
前置きが長くなってしまいましたが、ここから当月余ったパケットを無限に繰り越す方法を紹介していきたいと思います。方法はとても簡単です。パケットが増える場合は必ずその利用期限が次月の末まであるというシステムを利用していきます。
パケットギフトで当月余った分のパケットを無限繰り越し
前述で紹介した通り、パケットが増える場合、その有効期限は次月の末日までとなります。つまり、パケットギフトで増えたパケットも有効期限が翌月の末日までとなります。
ですので、信頼できる友人や家族に当月分の余ったパケットをギフトとして一度贈り、その分を丸々贈り返してもらえば、当月失効するはずだったパケットが翌月末日まで有効期限が伸びることになります。
この方法は、mineo回線を二つ以上もっていれば他のユーザーにお願いしなくても自分自身で無期限繰り越しをすることも可能です。
まずは簡単にパケット残容量の見方から確認していきます。
残容量というのは、【前月繰越容量】+【基本契約データ容量】から【当月の使用量】を引いたものです。そして今月末無効パケットというのは前月から繰り越されたパケットでまだ使用していないパケット容量のことをさします。
つまり上の画像の場合、【次月に繰り越せるパケット=9168MB】そして、記載されている通り、【今月末無効パケット=9503MB】となっています。つまりこのままいくと、今月末に約9.5GBものパケットが失効してしまうことになります。すごくもったいないで使用期限を延ばします。
↓↓今回は自身の別回線で受け取っています。↓↓
- ギフトとして使用できるパケットは10MB以上
- 一度に贈れるパケットギフトは9999MB(約10GB)まで
- 贈った(贈られてきた)パケットの有効期限は贈った月の翌月末日まで
(当月分、単月で10GB相当パケットが余るかたは稀でしょうが、)パケットギフトでは、一回の作業で当月失効する約10GB分相当のパケットを翌月末実まで繰り越すことができます。
フリータンクで当月余った分のパケットを無限繰り越し
フリータンクを利用してもパケットギフト同様にパケットの無限繰り越しが可能です。利用方法もとても簡単で、当月余った分をフリータンクに入れて、引き出すだけです。引き出したパケットの利用期限は翌月末日までとなります。パケットギフトと違い、ギフトコードが不要なので、幾分パケットギフトよりも利用しやすいかもしれません。
注意点としては、フリータンクは2020年1月現在、1ヶ月あたり最大で1GBまでしが引き出すことができないので、例えば100GBフリータンクに入れても引き出せるのは最大で1GBとなります。また、月に2回までしか引き出すことができないという部分にも注意が必要です。