フリータンク1

mineoフリータンクとは?

mineoはauプラン(Aプラン)、ドコモプラン(Dプラン)、ソフトバンクプラン(Sプラン)と大手3つのキャリアのプランを選択できる、マルチキャリア仮想移動体通信事業者【MVNO】で、そんなmineoがmineoユーザー向けのコミュニティーツールの一つとして開始したのがmineoフリータンクです。

このフリータンクは、mineoユーザーの善意で集めららたパケットで、パケットが不足してしまっているmineoユーザーを助けようというものです。

フリータンクに入れるユーザーはもちろんですが、パケットを引き出す側も追加料金や、ペナルティー無しでフリータンクが利用できる素晴らしいシステムです。・・・・・がもちろん問題もいくつかあります。このあたりは後述でくわしく見ていきたいと思います。

mineoフリータンクの使い方

フリータンクの使い方
  1. マイネ王でメンバー登録をして、eoIDと連携させる
  2. フリータンクにパケットを入れる
  3. フリータンクからパケットを引き出す

マイネ王でメンバー登録をして、eoIDと連携させる

まず、第一にフリータンクはマイネ王内のサービスなので、マイネ王にメンバー登録する必要があります。マイネ王でメンバー登録するには下記のリンク先のページ上部にある【メンバー登録】に進みます。


マイネ王でメンバー登録が済んだら、eoID認証を行いマイネ王アカウントとeoIDを連携させます。eoIDはmineoと契約をした際の【mineo契約内容通知書】のご契約様情報の記載されているので確認していみてください。

eoIDの連携はマイネ王ホームページの上部にあるマイページの直ぐ左隣にある【eoID連携】から行います。

フリータンク2

eoID連携に進むと「ID」と「パスワード」を求められるので入力します。すると、契約中の利用番号が表示されるので、連携させたい電話番号を一つ選択して連携完了です。

これでフリータンクの利用はもちろん、マイネ王のコミュニティーツールであるmineoチップや全国のmineoユーザーとパケットを授受、もしくは共有することができるようになります。

フリータンクにパケットを入れる

mineoフリータンクのパケットの出し入れは【マイネ王】からでも【mineoアプリ】でも可能です。とりあえず、マイネ王側のリンクを貼っておきます。


パケットの入れ方はとても簡単で、【フリータンクに入れるパケットの量】と【パケットを必要としている仲間へのメッセージ】を入力するだけです。メッセージについては任意となっているので、空白のままでもOKです。

フリータンクに入れる側の利用制限は一切設けられていないので、好きな時に、好きな量だけ(最低10MB以上)フリータンクにパケットを入れることができます。当然ですが、フリータンクにパケットを入れると自身のパケット残量が減ります。また、一度フリータンクに入れると操作を取り消すことはできないので、フリータンクに入れるパケット量の確認は慎重にしたほうがよいでしょう。

フリータンクからパケットを引き出す

mineoフリータンクにパケットを入れる時は【マイネ王】の下記のリンクから操作できます。


パケットを入れる時とは違い、パケットを引き出す場合には3つの条件があります。
【引き出せる期間:毎月21日~末日】
【利用回数:1ヶ月に2回まで】
【1月に引き出せる量:1GBまで】

※累計引き出しパケット量がパケット入れた量よりも多いユーザーはパケット残量が1000MB以下にならないと、フリータンクを利用できないという4つ目の条件が追加
となっています。引き出し方は入れる時とほぼ同様の操作となっていて、【フリータンクから引き出したいパケット量】を1000MB以内で入力して【パケットを入れてくれた仲間へメッセージ】を残すだけです。残すメッセージについてですが、パケットを入れる時は任意でしたが、パケットを引き出す時は必須となっています。

mineoフリータンクへの運営側の想いと問題点

マイネ王運営事務局の想い

「フリータンク・チップ」。一言で言えば、mineoユーザー間でパケットを自由にやりとりできる機能、なのですが、単純な機能だけを提供したかったわけではありません。

私たちが目指したのは、フリータンクへのパケットの出し入れにより生まれるmineoユーザー間のつながり・助け合い、チップのやりとりによりmineoやコミュニティがより良くなる意見・アイデアに溢れていくこと。

つまり、マイネ王というコミュニティがより温かく居心地のよいものになり、その中で生まれるアイデアにより、mineoがさらに皆さんにとって便利で楽しいサービスになること。「フリータンク・チップ」がその土壌になればいいなと思っています。

mineoは通信事業を行う上で、【mineoスタッフとmineoユーザー】そして【mineoユーザー間】の繋がりに重点をおいています。

これは、mineoスタッフやmineoユーザーで巨大なコミュニティーを作ることで、mineoの「良いところ」や、「悪いところ」をみんなで共有したり、ユーザー間で助け合うことで、ユーザーの利便性や企業価値をさらに高める目的があります。そんなコミュニティーツールの一つとしてフリータンクがあります。

そんなフリータンクですが、今まで枯渇問題や転売問題が発生しています。フリータンクに入っているパケットは運営事務局が準備しているわけではなく、mineoユーザーの善意(のパケット)で成り立っています。mineoユーザーがフリータンクにパケットを入れても短期的に見ると自身にはほとんどメリットがありません。

それでもフリータンクにパケットが貯蔵されているのはマイネ王事務局の意向に多くのmineoユーザーが賛同しているからです。ですが、この善意に付け込んで、フリータンクにパケットをほとんど入れず、一方的にパケットを引き出すOUT専門ユーザーや、ひどい場合そうして引き出したパケットをオークションサイトで転売する事案すら出ています。

mineoフリータンクの正しい使い方

mineoフリータンクは助け合いを軸にしたコミュニティーツールです。これまで度々枯渇の危機を迎えてきましたが、なんとか乗り切ってきました。ただ、2019年12月時点で再び枯渇の危機を迎えています。

mineo運営事務局はこの理由を、「mineoユーザーが増えたことが原因」としていますが、理由はもっと単純でユーザー間での「助け合い」の「合い」部分が欠如しているからです。

助け合いは、一方通行ではありません。「以前は助けてもらったから、今回は助ける。」といったお返しの気持ちが大事なのではないでしょうか?もっと言うなら、助けてもらったら、「助けてもらった分⁺アルファ」のお返しが望ましいでしょう。

実はこの頻発するフリータンク枯渇問題にはmineo側の落ち度も合って、以前はユーザー獲得のため「フリータンクから1GBもらえる」と言ったパケットOUT専門ユーザーを助長するようなプロモーションをしていた過去もあります。このプロモーションが契約の決め手となったユーザーは少し納得がいかないかもしれませんが、当初から助け合いを軸としたコミュニティーツールであることは変わりありません。

フリータンクに入れたパケット量の累積が、フリータンクから出したパケット量の累積が多いようなら、WI-FI環境が無い場合の不要な通信を避けたり、mineoスイッチ節約ボタンを活用するようにしましょう。それでもパケットが恒常的に不足するようなら料金プランの見直しが必要かと思われます。