最強のメモアプリ【Google Keep】の取説『応用編』

Google Keepとは?

Google KeepはGoogleが提供する無料の多機能メモアプリで、テキストや、音声、画像等のデジタルコンテンツを素早く簡単に保存することが可能です。

類似サービスとしてEvernoteやOneNote等がありますが、Google Keepは他のアプリと比べると機能が厳選され少なくなっている代わりに、軽快に素早く操作できるのが特徴です。

使い方は人それぞれ異なるかと思いますが、私の場合はとりあえず『覚えておきたいこと』や『思いついたアイデア』はとにかくGoogle Keepにメモをしておき、今後残しておきたいデジタルコンテンツは落ち着いたときにEvernoteに送信して整理をしています。もちろんGoogle Keep内でもメモの種類やラベル等で整理・管理することも可能です。

前回、Google Keepの『メモ作成』について記事にまとめているので、良ければそちらも参考にしてみてください。

メモを整理する


Google Keepは主に『ラベル』『メモの色』で保存したメモを整理することができます。

Gmailでおなじみ『ラベル』でメモを整理

ローカルでデータを保存しようとすると、同じ種類のデータを1つの『フォルダー』で管理することが多いかと思いますが、Google Keepには『フォルダー』という概念がありません。その代わりにあるのが『ラベル』です。『タグ』と言った方がイメージがつかみやすいかもしれません。

簡単に違いを説明しておくと、AデータをBフォルダーに格納した場合、AデータをCフォルダーに格納することはコピーでもしない限り無理ですが、ラベルの場合はデータそのものにラベルを貼り付けるイメージなので、AデータにラベルB・ラベルC・ラベルD・・・といくらでもラベルを増やすことができます。

1つのデジタルコンテンツに複数のラベルを付けることで縦の繋がりではなく、横の繋がりでグループ分けができるようになります。Gmailをラベル管理されている方はイメージしやすいと思います。

今回は、『仕事』『プライベート』『その他』の3種のラベルを作成してみました。ラベルは画面左上からメニューを開いて・・・・・

『新しいラベルを作成』から作ることができます。

ラベルの付か方はいろいろな方法があるのでいくつか紹介しておきます。まずは、メモを作成する際に画面右下のボタンからメニューを出してラベルを選択します。

すると作成済みのラベルが表示されるので、付けたいラベルを選択します。フォルダーではないので、複数選択も可能です。ラベルの数が多い場合は検索で付けたいラベルを呼び出すこともできます。ラベルを選択したら『←』ボタンで戻るとラベルが付いています。

メモ入力画面では、次のようにラベルが表示され・・・

メモのホーム画面では次のようにラベルが表示されます。

次は、既に作成済みのメモにラベルを付ける方法です。先ほどと同様にメモを開いてからラベルを付けることもできますが、ラベルを付けたいメモを長押しすることでメニューが開くので・・・・

ここでラベルボタンを押すことでも、ラベルを付けることができます。ちなみに、メモを長押し選択すると、他のメモも選択できる状態になるので、複数のメモに同じラベルを一気に付けることも可能です。

メモの本文を入力中にもラベルを付けることもできます。付け方はとても簡単で【半角#/井桁】を入力するだけです。半角#を入力すると、登録しているラベルが表示されるので、任意のラベルを選択することでラベルを付けることができます。

半角#でラベルを付けるとラベルのリンクも貼られ、そこから同ラベルが付いているメモ一覧にもジャンプすることも可能です。

色分けをしてメモを整理する

Google Keepのメモは色を付けて整理するこができます。作成中のメモに色を付ける場合は、画面右下のボタンからメニューを出して、色を指定してあげると・・・・

このように色を変えることができます。

既存のメモに色を付ける場合は、色を付けたいメモを長押してメニューを出すことで簡単にメモに色を付けることができます。この方法の場合、複数のメモを選択して一度に同じ色にすることも可能です。

メモの色は自分の感覚で好きな色を付けても問題ありませんが、せっかくなのメモの色にも意味を持たせることをオススメします。私の場合は信号機にみたてて・・・・

赤色は『急いでする』
オレンジ色は『ぼちぼち確認する』
青色は『気が向いたらチェックする』

ようにしています。

2つのリマインダー

Google Keepでは2つのリマインダーが用意されています。1つは時間のリマインダー、そしてもう一つが場所のリマインダーです。リマインダーは任意のメモを長押しするか、各メモのメニュー画面からでも選択が可能です。

時間のリマインダーは指定した日時に指定したメモをポップアップして知らせてくれる機能で、期限が決まっているメモに付けて活用できます。

次に場所のリマインダーについてですが、これは端末のGPS情報を元に指定した特定の場所に着くと指定したメモをポップアップで知らせてくれる機能です。

メモを共有する

Google Keepではメモを共有できる便利な機能があります。Google Keepがインストールされている別の端末のグーグルアカウントのアドレスを登録することで、複数人で一つのメモを共同編集することが可能です。

方法はとても簡単で、メモの右下のメニューボタンから『共同編集者』を選んで・・・・

共有するユーザーやメールアドレスを入力して保存すると、すぐにメモが共有(共同編集)することが可能になります。