2019年版 WPS Office 2016のインストールと言語を日本語化

Word・Excel・PowerPoint・Outlook・・・・マイクロソフトが開発しているソフトは本当に便利ですね。中でもワードやエクセルはPCを使う人であればほとんどの人がお世話になっていると思います。社会人の営業ともなれば、見積書や企画書の作成で毎日使う人も少なくないと思います。

問題は価格www。
製品にもよりますが、3万円~4万円程度します。安い買い物とは言えませんね。参考までに【Office 365 で Office を最大限に活用する】。

ひと昔前までは、PC購入時点でOffice製品(エクセルやワード等)が元々組み込まれている物が多かったですが、最近ではネット通販の普及もありPC購入前に自由にPCのスペックをカスタマイズにできるようになっています。これにはもちろんOfficeの有無も含まれます。ここでお勧めしたいのがWPS Office 2016です。

WPS Office 2019を日本語化したい場合は下記の記事を参考にしてみてください。


WPS Office最新アップデートで日本語対応に!

【朗報!!】無料版のWPS Officeも最新アップデートでついに日本語切り替えができるようになりました。日本語切り替え手順やオススメの設定は下記の記事でまとめているので良ければ参考にしてみてください。

>>【2021年】WPS Office-ついに標準設定で日本語切り替えが可能に

WPS Officeとは?

WPS Officeは中国のKingsoft Corporation(日本:キングソフト株式会社)が開発したオフィスソフトで、Microsoft Officeと非常に互換性の高いソフトウェアとなっています。WPS Officeに含まれるソフトはWPS Writer・WPS Spreadsheets・WPS Presentationの3種でMicrosoft Officeで言うところのWord・Excel・PowerPointにあたります。日本では、ベータ版が2006/11/1にリリースされています。

嬉しいのは何といってもその価格です。本家のMicrosoft Officeが3万円~4万円だったのに対してWPS Officeは5千円~1万円程度で製品を購入することが可能です。さらに言うと多少広告が入って良いのなら無料版もリリースされています。製品版でもダウンロードしてから数日は無料で使用できますが、「とりあえず使い倒して検証してからじゃないと・・・・」と言う人は無料版をためしてみるのも良いと思います。

ただ一つ残念なのが無料版には言語の選択に日本語が入っていません。これはかなり痛いです。でも安心してください。無料版も少しカスタマイズしてあげると簡単に日本語に置き換えることができます。ということで、前置きがながくなりましたがここからは完全無料で使用できるWPS Officeのインストール方法とその日本語化をわかりやすく紹介していきます。

ステップ1.KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)をダウンロード

まずは、【KINGSOFTサポート】からKINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)をダウンロードをダウンロードします。

ソフトをダウンロード

ステップ2.KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)をインストール

KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)をインストールします。チェック項目に「ユーザー改善プランに参加し、Kingsoft Officeの向上に協力します」「Yahoo!ツールバー」は無視して問題ありません。

このライセンス契約書に同意します」にチェックを入れてインストール。

インストールを終えると、とりあえずKINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)が期間限定で使用できるようになりますが、ここではスルーしていきます。次はKINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)に格納されている日本語の言語ファイルをコピーしていきます。

ステップ3.KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)から日本語の言語ファイルをコピー

KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)のインストールを終えるとデスクトップに、
〇 Kingsoft Prezentation
〇 Kingsoft Spreadsheets
〇 Kingsoft Wrter
のアイコンが表示されていると思うので、どれでもいいので「右クリック」⇒「ファイルの場所を開く」を選択してファイル格納場所に移動します。

言語ファイルは以下の場所に格納されています。
C:\Program Files (x86)\Kingsoft\WPS Office\10.8.0.5727\office6\mui
※数字の羅列部分はバージョンによって変化すると思うので、違っていてもあまり気にしないでも良いと思います。

フォルダ「mui」中にある「jp_JP」をコピーしたら(デスクトップでもどこでもOKなので)任意の場所に保存します。

ステップ4.KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)をアンインストール

言語ファイル「jp_JP」を保存したら、KINGSOFT Office 2016(日本語/有料版)は不要になるのでアンインストールします。

「詳細設定を保留にすると、次回インストールする時にその設定を引き継ぐことができます。」のチェックボックスがありますが、引き継ぐことは何もないので、チェックボックスを外した状態でKingsoft Officeをアンインストール。

ステップ5.WPS Office For PCから無料版のWPS Office 2016をダウンロード&インストール

WPS Office For PC】から、無料版のWPS Office 2016をダウンロード&インストールしていきます。

まだ、処理を終えていないので当然言語選択部分に「日本語」はありません。チェックボックスは一番上の「I have read and agree with WPS Offie」だけ入っていればOKです。

ステップ6.無料版のWPS Office 2016の言語ファイル格納場所を開く

インストールが無事終えたら今度は、無料版のWPS Office 2016の
〇 Kingsoft Prezentation
〇 Kingsoft Spreadsheets
〇 Kingsoft Wrter
アイコンが表示されているはずなので、前回同様に「右クリック」⇒「ファイルの場所を開く」を選択して、言語ファイル格納場所を選択していきます。

開く場所は、私の環境下では
…..\AppData\Local\Kingsoft\WPS Office\10.2.0.7646\office6\mui\en_USとなっています。

※フォルダmuiの中に元々「jp_JP」が格納されていると思いますが、それは無視して必ず、「en_US」を開くようにしてください。

ステップ7.任意の場所に保存しておいた「jp_JP」の中身を「en_US」の中に丸々コピー&ペースト

任意の場所に保存しておいた「jp_JP」の中身を「en_US」の中に丸々コピーして作業は終了です。コピーする際に注意してほしいのが、コピーするのは「jp_JP」のフォルダーの中身です。「jp_JP」のフォルダー自体はコピーしないようにしてください。

これで…
〇 Kingsoft Prezentation
〇 Kingsoft Spreadsheets
〇 Kingsoft Wrter
の3種共に、言語設定をしなくても開いた瞬間からフリーソフトが日本語表記になっているはずです。