趣味や仕事でパソコンを多用される方にとっては、キーボードやマウスはとても重要なデバイスのとなります。Logicool製のマウスやキーボードはそれ単体でも優れたパフォーマンスを発揮してくれますが、LogicoolにはLogicool製のマウスやキーボドを強力にカスタマイズ・強化できるアプリケーション【Logicool Options】というものがあります。
半年ほど前にも一度記事にしていますが、Logicool Optionsも進化しているので、ここで再度まとめていきます。
Logicool製品はWindowsはもちろん多くのデバイスがMac OSにも対応しているので、Macユーザーにも有益なお話になるかと思います。
【Logicool Options】マウス・キーボードの設定や使い方をわかりやすく解説
冒頭でお伝えした通り、LogicoolにはLogicool製のキーボードやマウス・タッチパッドの機能を強化・カスタマイズできるアプリケーション【Logicool Options】があります。このアプリケーションを使いこなすことで《Web・記事》《デザイン・イラスト》《プログラム》《動画編集》etc・・・といった様々なPC作業の生産性が格段に向上します。
私も仕事やプライベートでLogicoolデバイスと【Logicool Options】にはかなりお世話になっていて、数年前に使用していらい他製品に乗り換えることができなくなりました・・・。ここではLogicool製品の簡単な紹介と【Logicool Options】の設定や使い方についてわかりやすく解説していきます。
また、【Logicool Options】は【LOGI OPTIONS+】に切り替わりつつあり、2021年現在LOGI OPTIONS+ベータ版がリリースされていますので、後半でLOGI OPTIONS+ベータ版についても少し触れています。
- 各ボタンの設定
- 使用デバイスのステータス表示
- ジェスチャーボタンの設定
- 複数のデバイスを瞬時に切り替えるEasy-Switch
- アプリ毎のボタン設定
- 一つのデバイスで複数のパソコンを操作可能になるLogicool Flow
- Fキーのカスタマイズ
- 使用デバイスのステータス表示
- アプリ毎のボタン設定
- 複数のデバイスを瞬時に切り替えるEasy-Switch
- マウスをさらに拡張させるDuoLink
- 一つのデバイスで複数のパソコンを操作可能になるLogicool Flow
Logicool Optionsドライバインストールとアカウント作成手順
下記のリンク先からLogicool Optionsダウンロードページから使用OSに対応しているLogicool Optionsをダウンロードします。
Logicool Optionsは多数の機能を提供し、ユーザーはマウス、キーボードおよびタッチパッドをカスタマイズし、生産性と創造性を高めることができます。
表示されているOSが違う場合は、直ぐ下にある《別のバージョンをお探しですか?》から、他のOS(バージョン)をダウンロードすることが可能なので、【Logicool Options】がインストールできない方はそちらを確認してみてください。
ダウンロードしたファイルを開いて《Logicool Optionsのインストール》に進みます。
分析データの共有を求められます。どちらを選択してもLogicool Optionsの機能はかわらないので、どちらを選んでも構いませんが、Logicoolデバイス愛用者としては、製品強化のために、《分析データを共有》を選んでいただきたいところです。
項目を選択するとインストールが始まるのでしばらく待ちます。
次にアカウントを作成します。アカウントを作成しなくてもLogicool Optionsは問題なく使用できますがアカウントを作成しておくことで、Logicool Optionsの設定をクラウド上に保存(バックアップ)でき、複数のパソコンでLogicool Optionsの設定を読み出すことができるようになります。仮にアプリがクラッシュした際も、容易に元の設定に戻すことが可能になります。
ログイン画面の《アカウントを作成》に進みます。
《名》《姓》《電子メールアドレス》《パスワード》を入力して作成を選択します。
入力したメールアドレスに確認用の電子メールが送信されるので、メール内の《電子メールを確認》を選択することでアカウントが有効になります。
これでLogicool Optionsのインストールとアカウント作成は完了です。
Logicool Optionsをアンインストールする場合は・・・
一度使ったら、便利すぎて手放すことができなくなるLogicool Optionsですが、アンイストールの手順も紹介しておきます。
ショートカット《Windows+I》でWindowsの設定画面を開き《アプリ》を選択します。
デフォルトでは並び順は名前になっているので、《インストール日付》でソートすると一番上にLogicool Options(関連)が表示されます。埋もれてしまっている場合は、素直に名前の順もしくは検索窓に《logi》と入力することでLogicool Options(関連)が表示されるので、アンインストールを選択してアンインストール完了となります。
Logicool Options-デバイス接続
Logicool Optionsでは3つのデバイス接続方法が用意されています。一つが《Bluetooth接続》、次にUSBレシーバーを利用した《Unifying接続》そして、同じくこちらもUSBレシーバーを利用する《Logi Bolt接続》となります。
今までLogicoolのUSBレシーバー接続といえば《Unifying》が主流でしたが、今後より安全・安定した接続が可能な《Logi Bolt》に徐々に切り替えていく予定のようです。もちろん、《Bluetooth接続》はこれからも可能です。
《Unifying》《Logi Bolt》のどちらも一つのUSBレシーバーで6台のデバイスを同時接続できますが、Logi Boltワイヤレス製品は、他のロジクールUSBレシーバーとペアリングできないので注意が必要です。
今回は、まだ《Logi Bolt》規格のデバイスを持っていないので・・・とりあえず《Unifying接続》と《Bluetooth接続》について紹介させていただきます。
Logicool Unifyingレシーバーで接続
Logicoolデバイスに同梱されているLogicool UnifyingレシーバーをPCのUSBポートに差し込み、Logicool Optionsを開きます。
※Logicool製品の全てがUSBレシーバーで接続できるわけではありません。レシバーが同梱されていない製品はBluetooth接続専用だったりします。接続方式をよく確認してからデバイスを購入するようにしましょう。
最初当然Logicool Optionsと接続できるデバイスが無いので、デバイスは未検出です。まずは《デバイスの追加》⇒《Unifyingデバイス-アプリを開く》に進みます。
《Logicool Unifyingソフトウェア》が立ち上がるので《次へ》を選択します。
※一度ペアリングを完了したデバイスとレシバーのペアリングを解除するには、下記の《次へ》ではなく《詳細(A)…》へ進むことでペアリング解除が可能です。
すると接続するデバイスの電源をONにするように要求されるので指示に従います。するとLogicoolデバイスとLogicool Unifyingレシーバーの接続が完了します。
《Logicool Unifying》のデバイスが複数台ある場合は、この作業を繰り返すことで最大6台まで同時接続が可能です。接続が完了したLogicoolデバイスはLogicool Optionsのホーム画面で一覧表示されます。
繰り返しになりますが、全てのLogicoolデバイスが《Logicool Unifying》接続ではありません。「未検出のまま・・・」「認識されない・・・」などはBluetooth接続の可能性があります。検出できない場合はデバイスの接続方式を再度確認してみてください。
Bluetoothで接続
デバイスの接続は他の製品との電波干渉の少なりLogicool Unifyingがオススメですが、USBポートなどが埋まっている等の場合はBluetoothでデバイスを接続します。
Bluetoothでの接続方法は接続するデバイスによって多少異なりますが、基本的にはEASY-SWITCH対応しているデバイスであらば、割り当てられてないボタンを選択しEASY-SWITCHボタンを長押しするとPCがLogicoolデバイスを検出するので、そのままBluetooth接続することが可能です。
EASY-SWITCHに対応していないデバイスの場合は、Bluetooth接続ボタンがあるので、Bluetooth接続ボタンを押せば(長押しすれば)PCがLogicoolデバイスを検出可能な状態となります。
今回は、私が愛用しているキーボード《MX KEYS》そしてマウス《MX Master 3》でもう少し詳しくBluetooth接続について確認していきたいと思います。
キーボード《MX KEYS》をBluetooth接続
Logicool Optionsの《デバイスの追加》からでも可能ですが、Windowsのショートカットで簡単にBluetoothデバイスを追加できます。まずは《Windowsボタン+I》でWindowsの設定画面を開きデバイスを選択します。
次に《Bluetoothとその他のデバイス》の《+Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する》に進み《Bluetooth》を選択します。
するとWindowsがデバイスを探し始めるので、《MX KEYS》キーボドの割り当てたい、EASY-SWITCHボタンを長押しします。
EASY-SWITCHボタンを長押しするとWindows側で《MX KEYS》が表示されるので、表示される指示の通り、PINコードを押してEnterを押すとPCとキーボード《MX KEYS》のBluetooth接続が完了です。
※私の環境下ではPINコード入力時、とくに入力欄などは出ませんでしたが、指示通りに《PINコード入力+Enter》で接続が完了しました。
接続が完了したらWindows側で《MX KEYS》が表示されるようになります。キーボードのバッテリー残量が%表示されるところも、地味に嬉しい部分です。
マウス《MX Master 3》をBluetooth接続
前半は、キーボード《MX KEYS》をBluetooth接続する手順と全く同じです。
《Windows+I》でWindowsの設定画面を開き、《デバイス》⇒《Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する》⇒《Bluetooth》の順に進むとWindowsがBluetoothデバイスを探し始めます。
WindowsがBluetoothデバイスを探しはじめたら、マウス《MX Master 3》の裏面のEASY-SWITCHボタンを押してBluetooth接続を割り当てたい番号を選び、割り当てたい番号で、今度はEASY-SWITCHボタン長押しすると、Windows側にマウス《MX Master 3》を表示させることができるようになり、Bluetooth接続が可能になります。
Logicool Optionsでマウス《MX Master 3》をカスタマイズ
Logicoolデバイスは、Logicool Optionsでカスタマイズすることで、生産性を格段に向上させることができます。主にできることは冒頭でも紹介しているように《各ボタンの割り当て》《ジェスチャーボタンの設定》《アプリ毎のボタン設定》《Logicool Flow》などがあげられます。
どれも嬉しい機能ですが、個人的には《アプリ毎のボタン設定》《Logicool Flow》がかなり便利で手放せない機能の一つとなっています。
Logicool Optionsでマウス(MX Master 3)のボタンをカスタマイズ
MX Master 3のマウスでは、マウスの左・右クリックを退けば上記の画像の通り6か所のボタンを自由にカスタマイズすることができます。ボタンによってカスタマイズできる項目が違うものがありますが、だいたい以下のような項目を割り当てることが可能です。
ナビゲーション | アプリケーションを切り替える |
タスクビュー | |
デスクトップの表示/非表示 | |
ウィンドウを最小化 | |
ウィンドウを最大化 | |
ウィンドウを右にスナップ | |
ウィンドウを左にスナップ | |
ウィンドウを閉じる | |
新しいデスクトップ | |
右のデスクトップへ | |
左のデスクトップへ | |
デスクトップをクローズ | |
画面を切り替える | |
スタートメニュー | |
新しいブラウザタブ | |
進む | |
戻る | |
生産性 | スクリーンショットツール |
コピー | |
切り取り | |
貼り付け | |
やり直す | |
拡大 | |
縮小 | |
ズームをリセット | |
メディアコントロール | 再生 |
一時停止 | |
次のトラック | |
前のトラック | |
ボリュームアップ | |
ボリュームダウン | |
ミュートサウンド | |
マウスコマンド | ジェスチャーボタン |
ポインタ速度を変更 | |
ホイールシフトモード | |
左クリック | |
右クリック | |
ダブルクリック | |
中央ボタン | |
高度なクリック | |
モディファイアキー | |
左スクロール | |
右スクロール | |
スムーズスクロール切り替え | |
システムコマンド | Cortana |
輝度を上げる | |
輝度を下げる | |
シャットダウン | |
サインアウト | |
スリープ | |
Windows設定 | |
入力言語 | |
ロック | |
クイックアクセス | Logi Optionsを開く |
アプリケーションの起動 | |
デバイス | |
アクションセンター | |
Media Player | |
電卓 | |
検索 | |
電子メール | |
このPC | |
ドキュメント | |
ホーム | |
音楽 | |
ピクチャ | |
ビデオ | |
ファイルを開く | |
フォルダを開く | |
Webページを開く | |
何もしない | なし |
これだけでも十分割り当てに悩むレベルなのですがさらに、もう一つ。《キーストロークの割当》なるものがあります。
仮に、通常割当で好きな項目がない場合は、キーストロークの割当から自分の好きなショートカットコマンドを好きなボタンに割り当てることが可能です。
Logicool Optionsでマウス(MX Master 3)のポイント&スクロールの設定をする
MX Master 3では以下のような設定ができます。
《ポインタの速度》
《スムーズスクロール》
《スクロールホイールの方向》
《サムホイールの方向》
《サムホイルの感度》
《SmartShift》
《SmartShiftの感度》
《固定スクロールホイールモード》
あまり聞きなれないものだけ解説しておきます。《SmartShift》はMX Master 3などの特定のマウスに備わっている機能で、これらのマウスは通常のスクロール、そして高速スクロールを切り替えて使用できるのですが、《SmartShift》を有効にすると、通常スクロールと高速スクロールを自動で切り替えてくれます。
具体的にはゆっくりホイルを回すとカチッカチッと少しずつスクロールし、強くはじくようにスクロールするとフリースピンとなり高速スクロールに自動的に切り替わる機能となります。
Logicool Optionsでマウス(MX Master 3)のジェスチャーボタンを設定する
ボタンのカスタマイズだけでも、豊富な設定が可能ですが、Logicool Optionsでのマウス(MX Master 3)カスタマイズはまだまだあります。そのうちの一つがジェスチャーボタンとなります。
Google chromeなどの拡張機能などでお馴染みにのマウスジェスチャー機能ですね。これがLogicool Optionsで設定が可能です。Google chromeの拡張はGoogle chrome内で基本使用する形になりますが、Logicool Optionsで設定しておけば、エクスプローラーを含め全てのPC内の動作に反映させることができます。
デフォルトである程度、使用頻度の高い《仮想デスクトップ》《ウィンドウの管理》《メディアコントロール》《パン》《ズーム/回転》《アプリのナビゲーション》《ウィンドウの整理》などのコマンドのセットが準備されていますが、一番下の《カスタム》から自分の好きなショートカットをマウスジェスチャーに割り当てることも可能です。
Logicool Optionsでマウス(MX Master 3)をアプリごとにボタン設定
アプリケーションによって、使用したいショートカットボタンは大きく異なると思いますが、Logicool Optionsでは、事前に使用するアプリケーションを追加しボタン割り当てを設定しておくことで、アプリ毎に割り当てるボタンを自動で切り替えることができます。
アプリ毎に設定できる項目は今まで紹介してきた《ボタンのカスタマイズ》《ポイント&スクロール》《ジェスチャーボタン》の全てとなります。これだけの細かい設定ができると、割り当てることができなショートカットはなくなるのではないでしょうか?
追加したいアプリケーションがLogicool Optionsに表示されていない場合は・・・
よく使用しているアプリケーションは、Logicool Optionsの《すべてのアプリケーション》⇒《アプリケーションの追加》に表示されますが、中には表示されないものもあります。そんな表示されないアプリケーションも簡単にLogicool Optionsに追加できるので方法を簡単にまとめておきます。
タスクバーに表示されているLogicool Optionsの設定に追加したいアプリケーションを右クリックで開き《プロパティ》を選択します。
プロパティを開いたらショートカットのタブを選択して《作業フォルダー》のアドレスを丸々コピーします。
次にLogicool Optionsの《すべてのアプリケーション》⇒《アプリケーションの追加》を選択し、一番下までスクロールをすると《その他》が出てくるのでこれを選択します。
後は、先程コピーしたアプリケーションの作業フォルダーをフィル名に貼りつけて《開く》にすすむと追加したいアプリケーション表示されるので・・・
これを選択して《開く》をクリックするか、アプリケーションをダブルクリックするとLogicool Optionsに追加したいアプリケーションが表示されます。
Logicool Flowで一つのデバイス(マウス-MX Master 3)で複数のパソコンを操作
これも個人的にかなり気に入っている機能です。
在宅ワークや出張などでノートPCが非常に多い昨今、持ち出し用のノートPCとメインで使用する据え置きのPCを利用されている方は非常に多いかと思います。
Logicool Flowを設定すれば、同じネットワーク上にある複数のPCをリンクさせることで、一つのデバイスで複数のPCを操作することが可能となります。よく生産性を上げるためにマルチディスプレイにされている方も多いかと思いますが、これを複数のPCで行っているようなイメージです。
Logicool Flowを設定したPCであれば、いちいち切り替え操作を行わなくても、画面の端にカソールを移動させるだけで、カソールを別のPCに移動させることが可能です。またPC間でデータのやりとも可能なすばらしい機能となっています。設定の方法も非常に簡単で・・・・
同じネットワーク上にある複数のパソコンにLogicool Optionsをインストールし・・・
EASY-SWITCHボタンを切り替えて、別の番号で繋げたいPCとデバイスをペアリングさせるだけです。Logicool Optionsもそうですが、対応デバイスさえ購入すればLogicool Flowを完全無料で使用できるところも嬉しいところです。ただしLogicool Flowに対応しているマウスは2021年現在8種となっているので、Logicool Flowを使用したい場合は、下記の8種からLogicoolマウスを選ぶ必要があります。
Logicool Optionsでキーボード《MX KEYS》をカスタマイズ
マウス《MX Master 3》だけでも十分すぎるほどの、ボタン設定・キー割り当て・カスタマイズが可能ですが、Logicool Optionsの機能はまだまだこれだけではありません。Logicool Options対応のキーボードを使用すると、さらに多くのボタン設定・キー割り当てが可能です。
また、DuoLinkが対応していれば、マウスのジェスチャー機能をさらに拡張させることができます。もうカスタマイズできる部分が多すぎで割り当てたコマンドやその場所を忘れてしまうレベルで設定が可能になります。
Logicool Optionsでキーボード(MX KEYS)のFキーをカスタマイズ
キーボード(MX KEYS)はマウス同様に自由にボタンの設定・キー割り当てをできるボタンがあります。それが、キーボードの一番上の行(主にFキー)となります。
デフォルトではLogicoolの独自の設定で左端のF1から順に《輝度を下げる》《輝度を上げる》《タスクビュー》《アクションセンター》《デスクトップの表示・非表示》《バックライトを暗く》《バックライトを明るく》《前のトラック》《再生/一時停止》《次のトラック》《ミュート》《ボリューム》《ボリュームアップ》が割り当てられていますが、左下のチェックボックスにチェックを入れると標準のファンクションキーとしてFキーを使用できることはもちろん・・・・
マウス同様に数多くの項目から自分好みのボタン設定に置き換えることができ、「キーストロークの割当」を選択して、好きなショートカットコマンドを登録することも可能です。
ちなみにキーボード(MX KEYS)に項目やキーストロークの割当ができるのは主にFキーとなりますが、テンキーの上に配置されている《電卓》《画面のキャプチャ》《アプリケーションメニュー》《ロック》の4ボタンにも自由に割り当てが可能です。
赤丸で囲っている部分はEASY-SWITCHボタンとなっています。事前にキーボード(MX KEYS)とペアリングさせておくことでEASY-SWITCHで最大3台まで瞬時にデバイスの切り替えが可能。デスクトップ・ノートPC・タブレットなどのキーボード操作はMX KEYS1つでできるようになるため、デスク回りもすっきりとしワークスペースも広がります。
Logicool Optionsでキーボード(MX KEYS)をアプリごとにボタン(Fキー)設定
マウス(MX Master 3)の時と同様ですが、《動画編集ソフト》《イラストレーター》《フォトショップ》《ExcelやWord》etc・・・使用したいショートカットや割り当てたい項目はアプリケーションが変わることで大きく変化します。Logicool Optionsを使用することで、アプリケーションごとに異なる項目やショートカットをFキー等に割り当てることが可能です。個人的もかなり重宝している機能です。
よく使用するアプリケーションは《すべてのアプリケーション》⇒《アプリケーションの追加》から追加することが可能です。表示されていないアプリケーションももちろん追加可能です。表示されていないアプリケーションの追加方法は前述の【追加したいアプリケーションがLogicool Optionsに表示されていない場合は・・・】で紹介している内容と同じです。
固有アプリの割当が反映されない場合は、このアプリケーションの追加が誤っている場合があります。似たようなアイコンであっても、プログラムファイルが異なると当然ですが、設定内容は反映されません。起動しているアプリケーションの場所をよく確認して、Logicool Optionsにアプリを追加するようにしましょう。
Logicool Optionsでキーボード(MX KEYS)のDuoLinkでマウス機能をさらに拡張
キーボード(MX KEYS)の話からマウスの話に逆戻りです。というのもキーボード(MX KEYS)の《fn》ボタンでDuoLinkが機能し対応するマウスがさらに拡張されるからです。
キーボード(MX KEYS)の《fn》キーを押すことで、DuoLinkが機能するマウスが表示されます。
DuoLinkで拡張できるマウス(MX Master 3)のボタンは上記の画像の通り、《ホイールモード》《中央ボタン》《ジェスチャーボタン》の3か所、そして側面の《サムホイール》《進むボタン》《戻るボタン》の3か所、そしてマウスジェスチャー《上下左右》の4か所の計10か所となります。もちろんアプリケーション事のキーストローク割り当ても可能です。
割り当てた項目は、キーボード(MX KEYS)の《fn》キーを押しながら操作を行うことで実行が可能となります。
つまりマウス《MX Master 3》は、キーボード《MX KEYS》とLogicool Optionsを使用することで《通常時の6ボタンカスタマイズ》《通常時の上下左右のマウスジェスチャー》さらにDuoLink機能を利用した《DuoLink6ボタンカスタマイズ+上下左右マウスジェスチャー》と一つのアプリケーションに対して20か所程度の項目割当が可能ということになります。便利を通り越して逆に割り当てた内容を覚えておくことが大変なレベルですね・・・・・。
ちなみに2021年12月現在、数あるLogicoolキーボードの中でDuoLinkに対応しているデバイスは下記の3アイテムのみとなっています。Logicool製のキーボードならどれでもDuoLinkが使用できるわけでは無いので注意しましょう。
Logicool Flowで一つのデバイス(キーボード-MX KEYS)で複数のパソコンを操作
マウスと同様に、Logicool Flow対応のキーボドであれば、Logicool Flow対応マウスと連携して一つのキーボドで複数のデバイスを操作が可能です。前述でEASY-SWITCHボタンでデバイスで瞬時に切り替えることが可能なことは説明しましたが、Logicool Flow対応のキーボードであれば利便性はEASY-SWITCHボタンのさらに上をいきます。
具体的には、Logicool Flow対応マウスが他のデバイスに移動したと同時に、マウスに合わせてLogicool Flow対応のキーボードも自動でデバイスを切り替えてくれるのです。EASY-SWITCHボタンも切り替えがかなり楽なのですが、Logicool Flow対応のキーボードであれば、もうボタンを押さずとも複数デバイス間をいききできるようになります。
2021年12月現在Logicool Flow対応キーボードは下記の5つとなっています。
LOGI OPTIONS+ベータ版について
Logicool Optionsは新たな段階に進みつつあります。それが、【LOGI OPTIONS+】です。LOGI OPTIONS+については次の記事でまとめようと思っていますが、まだベータ版が公開されているだけで、公式リリースはしばらく先になります。
対応しているLogicoolデバイスもLogicool Optionsと比較するとまだまだ少ないので慌ててインストールする必要はないかと思いますが、後々はLogicool Optionsが廃止されLOGI OPTIONS+に全て移行されることになるかと思います。
まとめ-【Logicool Options】マウス・キーボードの設定や使い方を解説
少し長くなってしまいましたが、今回はLogicool Optionsの使い方についてまとめさせていただきました。とにかくLogicoolデバイスのハイエンドキーボードとマウスそしてLogicool Optionsの連携は素晴らしいの一言です。
少しお値段は張りますが、生産性の向上を考えると決して高い買い物ではないかと思います。Logicool Optionsも常に進化し続け(LOGI OPTIONS+)これからより使いやすソフトウェアになるかと思います。