【子供のスマートフォンを徹底管理】Googleファミリーリンクの使い方

時代の流れとともに、小さな子供にスマートフォンを渡す親御さんが増えてきています。小さな子供にスマートフォンを持たせる目的は
【塾などの習い事で夜遅くなるから心配】
【勉強や調べ事に使わせる】
【ゲームや動画】etc・・・
いろいろな理由があるかと思いますが、小さい子供は自制が効かないものです。スマートフォンを渡してしまうと、どうしても【ゲームや動画】をメインに使用してしまうでしょう。また、インターネット上にある成人向けコンテンツやスマートフォンの利用時間なども気になるかと思います。

これらの問題を解決するアプリ【Googleファミリーリンク】がGoogle公式でリリースされています。【Googleファミリーリンク】は親御さんの端末から子供のスマートフォンを徹底管理できるとても便利なアプリです。

こここでは、【Googleファミリーリンク】の使い方を紹介していきたいと思います。インストールや設定については、下記の記事で紹介しているのでもしよければ確認してみてください。

Googleファミリーリンクな主な機能

Googleファミリーリンクでは主に以下のようなことが可能です。
  1. 【Google Play使用制限】【Google検索フィルタ】【YouTubeフィルタ】等のGoogle関連の各種設定
  2. スマートフォン搭載のGPSで子供の位置情報(現在地)を確認
  3. 各アプリの利用時間の確認
  4. 各アプリの利用を制限
  5. スマートフォンの利用時間の設定

【保護者による設定】

【保護者による設定】では、「YouTube」「Google Chrome」「Google Play」等のアプリの制限やフィルターの設定ができます。設定できる項目は下記の9項目となっています。

【保護者による設定】で設定可能な9項目
  1. Google Playでの使用制限
  2. Google Chromeのフィルタ
  3. Google 検索のフィルタ
  4. YouTubeのフィルタ
  5. Androdアプリ
  6. 位置情報
  7. アカウント情報
  8. アカウント管理機能
  9. その他

【Google Playでの使用制限】でできること

【Google Playでの使用制限】では子供が、Google Playでアプリを検索したり、購入、ダウンロードできるコンテンツの管理を行います。アプリの年齢制限や、露骨な性表現や過激な映像等様々な項目でフィルタリングが可能となっています。

【Google Chromeのフィルタ】でできること

Google Chromeでアクセス可能なサイトをフィルタリングすることができます。

設定項目はアクセスの制限をしない【すべてのサイトを許可】。露骨な性表現・暴力的なコンテンツを制限する【成人向けのサイトを可能な限りブロック】。そして、アクセスできるサイトを完全に指定する【特定のサイトのみ許可】の3種となります。

また、【Google Chromeのフィルタ】設定の一番下にある【Chrome ダッシュボード】からは、子供の端末の「アプリ拡張の権限」「Cookieのブロックの許可」等の設定をすることができます。子供の端末のGoogle Chrome閲覧履歴もここから削除が可能です。※子供の端末からではGoogl Chrome閲覧履歴は削除することができなくなっています。

【Google 検索のフィルタ】でできること

【Google 検索のフィルタ】では、「セーフサーチ」のON・OFFの切り替えが可能です。セーフサーチはGoogle検索での露骨な性表現や暴力的な内容が検索結果がら除外されやすくなります。

【YouTubeのフィルタ】でできること

【YouTubeのフィルタ】ではYouTubeの「制限付きモード」のON・OFFを切り替えることができます。制限付きモードをONにすると子供に適さない成人向けコンテンツが表示されにくくなります。

【Android アプリ】でできること

各アプリの利用時間を確認、アプリを完全にブロックまたは、利用時間の上限を設定することができます。詳しくは後述の【アクティビティ】で詳しく紹介しています。

【位置情報】でできること

デバイスを持っている子供の位置情報を確認することができます。詳しくは後述の【位置情報】で解説しています。

【アカウント情報】でできること

アカウント情報の確認、また、管理機能を停止することができます。

【アカウントの管理機能】でできること

ここからアカウントの管理機能を停止することができます。子供がある程度大きくなって、自制できるようになったら、管理機能を停止してあげると良いでしょう。

【その他】でできること

ここではファミリーリンクで管理することができないiPadやiPhone、ブラウザ等に子供がログインする場合の許可の有無を管理することができます。

【位置情報】デバイスを持っている子供の現在地を確認

位置情報ではGoogleファミリーリンクを設定したデバイスを持ち歩く子供の位置情報を確認することができます。

使い方はとても簡単で、[位置情報]⇒[設置]⇒[ロケーション履歴をON]にするだけです。

これで管理画面に戻ると、以下のような位置情報が表示されるはずです。

マップをタップするとGoogleマップが起動するので、経路を選択すると子供が保有するデバイスまでの所要時間も表示されとても便利です。

【アクティビティ】各アプリの利用時間を確認したり、アプリの制限をする

【アクティビティ】では、子供がどのようなアプリをどれくらいの時間使用しているか一目で確認することができ、子供に適さないアプリを個別にブロックしたり、制限時間を設けたりすることができます。

アクティビティカードの[もっと見る]をタップすると、「今日」「昨日」「過去7日間」「過去30日間」でどのようなアプリをどれだけ使用したか、使用時間が長い順に確認することができます。

制限をタップすると、アプリを個別ブロックしたり、利用時間の上限を設定することが可能です。またアプリ一覧は、[名前][最近インストールしたアプリ][許可・ブロック][利用時間上限有り・無し]などの項目でソート・フィルタリングすることも可能です。

※砂時計マークをタップすると、ブロックや利用時間の上限設定のページを開くことができます。

【利用時間】デバイスの1日の利用時間やおやすみ時間を設定

【利用時間】では子供が1日に子供がスマートフォンを触れる時間を設定することができます。設定できる項目は、[デバイスのロック][1日の利用時間の上限]そして[おやすみ時間]の3つとなります。

デバイスのロックでは、「今すぐロック」をタップすると保護者の端末から瞬時に子供のデバイスをロック、使用不可にするこことができます。もちろん解除も可能です。

[1日の利用時間の上限]の設定では、各曜日ごとに子供が一日にスマートフォンを利用できる時間を設定することができます。時間を設定して「設定済み」⇒「保存」をタップすると設定完了となります。

[おやすみ時間]の設定では、曜日ごとにスマートフォンが利用できない時間を設定します。時間を設定して「設定済み」⇒「保存」をタップすると設定完了となります。

※いずれのロック機能の場合でも子供と連絡が取れるように、通話機能は使用できるようになっています。

【その他】

その他の項目では【ヘルプとフィードバック】や【プライバシー】があります。

【ヘルプとフィードバック】では、サポート内での人気記事や、Googleのサービスに対してのフィートバックを送信することができ、【プライバシー】ではGoogleのプライバシー ポリシーを確認することができます。